番外編 バレンタインデー シルバー ページ13
『！』
リリアさんの云った通りシルバーさんは中庭にいた
のだが……
『(………寝てる
にしてもなんだ？この小動物たちは？)』
リスに小鳥にウサギに猫……
寝ているシルバーさんを囲うように一緒に寝ていた。
数匹が起き、私に近付いてきた。
『(困った。動物言語はそこまで詳しくないんだが……)』
近付いてきた子達を怖がらせないようにとしゃがみこみ、シルバーさんの渡す予定のチョコをどうしたものかと考える
『……？
チョコが気になるんですか？』
１羽のウサギがチョコが入っている袋に近付き匂いを嗅いだ。
『すみません、これは貴方たちが食べれる物ではなく……
今度食べられる物を持ってきますね。』
そういうと伝わったのか、動物たちはそれぞれ喜ぶ動作をしてみせた。
シルバー「ん……
……？」
おそらく動物たちの声や動きで、シルバーさんが目を開けた。
シルバー「……！？」
完全に目が覚めたのか、ガバッと寝ていた上半身を上げる。
『おはようございます、シルバーさん。』
シルバー「Aか。
俺はまた寝てしまったのか……。」
寝てしまった事に落ち込んでいるシルバーさんを慰めるように動物たちは近くへ行き、すり寄った。
シルバー「慰めてくれてるのか？
ありがとう。」
『………シルバーさん、起き抜けに悪いのですが…』
シルバー「？」
私は袋に入っている
シルバーさんに渡すチョコを取り出した。
『今日はバレンタインですので、どうぞ。』
シルバー「ば、バレンタイン……」
バレンタイン と聞いて顔色を悪くしたシルバーさん。
セベクと同じできっとリリアさんが作った物を思い出したのだろう。
『無理でしたら受け取らなくて大丈夫ですので。』
シルバー「ハッ！いや、すまない。
ありがたくいただく。」
落ち着いてきて顔色も元に戻り、チョコを受け取って下さった。
『生チョコミントです。
気休めかと思いますが眠気覚ましにと思いまして。』
シルバー「……！
そうか、ありがとう。」
『いえ、喜んでいただけたなら良かったです。』
私は立ち上がり、土をかるく払った。
『そろそろ休み時間が終わるので私は行きます。
シルバーさんも……気を付けて下さい。』
寝てしまって授業に遅れては大変だから。
シルバー「ああ、そうだな。」
──────────
なんかシルバー、難し！？
頑張りましたが口調が違ったらごめんなさい！
番外編 バレンタインデー レオナ＆ラギー→←番外編 バレンタインデー スカラ＆ポム＆サム＆リリア
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ねこ大好き(プロフ) - 沙月さん» 返信が遅くなってしまいすみません。コメント、ありがとうございます！ (2020年12月1日 16時) (
レス) id: 0a781ecf2f (このIDを非表示/違反報告)
沙月 - 続きがとっても楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年12月1日 9時) (レス) id: 8efc098497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ大好き x他2人 | 作成日時：2020年11月29日 0時
