無表情ですが感情はあります【ツイステ】 (ページ19)

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第１７話ページ19

グリム「ぜぇ、はあ……どうだあ！」

クロウリー「なんと……まさかモンスターを従われることが出来る人がいるなんて｡
ふぅむ……実は入学式騒動の時から私の教育者のカンが言ってるんですよねぇ

ユウさんやAさんには調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と｡」

クロウリーさんが訳の分からない事を言い出したが…

『私にはそんな(いらない)才能はありません
ユウだけです』

…と言ったがクロウリーさんはブツブツと言っていて聞いているか分からなかった

ユウ「グリムはこの学校に通いたがってるんです
グリムも一緒にこの寮に置いてもらうことはできませんか？」

クロウリー「なんですって？モンスターを？」

どうやらユウの言葉は聞こえたらしい

ユウ「お願いします！
……またゴースト出ると怖いし…」

ユウが小さな声でそう言ったのが聞こえた
多分そっちが本音なのだろう

クロウリー「……ふぅ……仕方ありませんね｡
いいでしょう」

グリム「ふなﾞっ！？本当かっ！？」

クロウリー「しかし｡闇の鏡に選ばれなかった……しかもモンスターの入学を許可するわけにはいきません｡
ユウさん達についても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない」

グリム「なんだぁ……ぬか喜びだゾ……」

グリムは落胆した

クロウリー「まあ、話は最後まで聞きなさい」

『？』

どうやら続きがあるようだ

クロウリー「ユウさん達の魂を呼び寄せてしまったことに関しては闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある
とりあえず当面の宿についてはここを無料でご提供します」

野宿は免れたようだ

クロウリー「ですが、衣食住については自分で支払っていただかねばなりません｡

手ぶらの貴方達が差し出せるものと言ったら……ふふ、そうだ｡こうしましょう｡」

ユウ「ごくり……」

ユウは何を言われるかと身構えた

クロウリー「そんなに身構えなくても、学内整備などの雑用をこなしてもらうだけです｡
お二人は見たところ掃除の腕はなかなかのようですし
ひとまず3人1組で雑用係はいかがです？」

どうやら私達は雑用係としてコキ使われるみたいだ

クロウリー「そうすれば特別に学内に滞在することを許可してさしあげます
元の世界に帰るための情報集めや学習のために図書館の利用も許可しましょう｡
私、優しいので｡

ああ、それとAさん」

『はい？』