無表情ですが感情はあります【ツイステ】 (ページ11)

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第９話ページ11

闇の鏡「A……

汝の魂の形は……わからぬ」

クロウリー「またですか！？」

闇の鏡「だがこの者からは魔力の波長が感じられる……よって魔法は使える」

クロウリー「ではどの寮に…」

闇の鏡「それはわからぬ
……この者はまるで〝水〟だ」

クロウリー「水……？」

闇の鏡「器を変えればどんな形にもなり
色を足せばどんな色にもなる
組み合わせは無限だ

組み合わせによっては素晴らしい魔法士になるだろう」

クロウリー「なんですって！？」

『(私にとってはどうでもいい。
それより……)

クロウリーさん、質問いいですか？』

クロウリー「え？
ええ、いいですよ｡私、優しいので」

『ここ、男性が多いような気がするんですが…？』

クロウリー「当たり前ですよ

男子校なんですから」

『(やっぱり……)』

ユウ「ええ！？」

クロウリー「どうしたんですか？」

ユウ「Aは……

女ですけど」

クロウリー「ええ！？」

男子校に女がきた為か周りもザワザワとしている

クロウリー「あ、ありえない！黒き馬車が女性を連れてくるなんて！
貴方本当に女性なんですか！？
…っていうかなんで言わなかったんですか！」

『生物学的には女です
それに聞かれなかったものですから』

クロウリー「ごほん！貴方の事は後で考えます
少々予定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です｡
各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください

……ん？そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニアくんの姿が見えないようですが……」

獅子の耳を持つ男「アイツがいないのはいつものことだろう？」

ターバンの男「あれ？もしかして誰も式のこと伝えてないのか？」

美しい男「そんなに言うならアンタが伝えてやればよかったじゃない」

ターバンの男「うーん｡でもオレ、アイツのことあんま知らないんだよなー」

「ドラコニアって……まさか〝あの〟マレウス・ドラコニア？」

「この学校に通ってるってマジだったのかよ」

「怖えぇ……」

老人口調の男「＿＿おお、やはり
もしやと思って来てみたがマレウスは来ておらなんだか
〝また〟式典の知らせが届いていなかったとみえる」

アズール「申しわけありません
決して仲間はずれにしたわけじゃないんですよ」

リドル「どうも彼には声をかけづらいオーラがあるんだよね」

老人口調の男「まあよい｡ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるがいい
……あやつ、拗ねていなければ良いが……」