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第12話 ページ14

ユウ「真っ白な埃が雪景色みた〜い…」

『現実逃避しない』

外を見ると雨が降ってきていた


?「ぎえー!急にひでぇ雨だゾ!」

ユウ「!!!!」


入ってきたのは雨で濡れたグリムだった


グリム「ぎゃっはっは!コウモリが水鉄砲くらったみたいな間抜けな顔してるんだゾ!

オレ様の手にかかればもう一度学校に忍び込むことくらいチョロいチョロい
ちょっと外に放り出したくらいで、オレ様が入学を諦めると思ったら大間違いなんだゾ!」


どうやらまだ諦めてないらしい


ユウ「警備員さーん!!」

グリム「こここここらーー!!オマエ!
ちょっとオレ様の事情を聞いてやろうとかそういうのないんか!?

ニンゲンの風上にもおけないヤローだゾ!
話くらい聞くんだゾ!な!?な!?」

ユウ「はぁ……どうしてそんなにこの学校に入りたいんだ?」


ユウは渋々わけを聞いた


グリム「単純な話し合いなんだゾ!
オレ様が大魔法士になるべくして生を受けた天才だからなんだゾ!
いつか黒い馬車が迎えに来るのをオレ様はずっとずっと待ってた。

なのに……なのに……
ふ、ふん!闇の鏡も見る目がねーんだゾ!
だからオレ様のほうからきてやったってわけだ

オレ様を入学させないなんてこの世界の損失だってのに、ニンゲンどもはわかってねーんだゾ。」

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作者名:ねこ大好き x他2人 | 作成日時:2020年6月27日 13時

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