プロローグ ページ1
−或日の横浜−
其の日、横浜では横浜全体を巻き込む規模の戦争に終止符が打たれようとして居た。
横浜には探偵社とポートマフィア、そして此の戦争の発端と成った外国の異能力集団が居た。
其の異能力集団はとても強力だった。1人1人強力な異能力の持ち主。戦闘だけで無く、頭脳明晰、何処迄も先を読んで来る。
彼等が強力なのは探偵社とポートマフィアを相手にしても尚、1週間此の場所で戦争をした事を見れば一目瞭然だった。
１人の少女が敵集団の首領と戦って居る。どちらも強力な異能力で有り、経験も豊富だった。
其の周りでは、少女の仲間が溢れかえる敵を倒していく。彼等は異能力を掛けられているらしく、全然倒れない。倒しても倒しても起きてくる。
虚ろな目をして。
ほぼ互角で永遠と続いてもおかしくない対決は突然動いた。
敵集団の首領が自らの異能力の全てを使い、横浜全体に爆発を起こした。
横浜は一瞬で火の海となった。
探偵社が、ポートマフィアが、今まで守って来たものは壊された。
爆発には其の場に居た全員が巻き込まれた。
『ッ！クッソ！』
至近距離に居た少女は一番被害を喰らっただろう。
彼女は吹き飛ばされた。
太「！！ゆり！！！」
爆発の衝撃で彼女の躯はもう、使い物にはならなかった。
爆風が少し弱まり、視界が開けた時、火の海の中で全員の視線が少女に集まった。
中「ゆり！！」
敦「ゆりさん！其の傷！」
彼女の無惨な姿に皆が目を見張る。
其の時、ぼろぼろの彼女の躯は倒れた。
立っているだけでも大分無理していたんだろう。
太「ゆり！！！」
太宰がぼろぼろの少女に向かって駆け出し、彼女を抱き締めた。
太「ゆり！！しっかりしろ！」
泣きそうな顔をして叫ぶ太宰に少女は笑い乍ら云う。
『治…御免ね…私、もう無理っぽいわ…先に織田作の処に行って待ってるね…』
太「駄目だ！未だ行かないでくれ！私を置いて行かないで！君が居なくなったら私は生きていけない！約束を守れなくなる！私には君が必要なんだよ！解っているだろう？だからお願いだ！置いていかないでくれ！」
『治…私が行っても着いてきちゃ駄目だよ？…今救える命を、私が救えなかった命を、貴方が救って…』
太「…厭だ、厭だよ…」
『ありがとう…御免ね…』
彼女は息を引き取った。愛する者の目の前で。
探偵社とポートマフィアは少女を亡くした悲しみに暮れた。
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後藤 - いやぁあぁぁぁぁーーー続きを見せて下さいぃぃぃ (2021年3月11日 2時) (
レス) id: 7038755ae5 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きが気になります。更新頑張ってください！！楽しみにしてます！！ (2020年6月5日 5時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇うさぎ | 作成日時：2019年5月29日 1時
