4話 ページ5
という訳で、1話の冒頭に戻る訳だ。(メタ発言)
私は今文字通り、鬼ごっこをしているのだ。
鬼「ほらほら!走れ走れ!いつまでもつかな〜?」
、、、確かにアイツの言う通り、いつまでもつのか分からない。体力には自信はあるけど、アイツも人並み外れて速い。このままだと追いつかれる。なにか自分の身だけでも守れる武器があれば、、、
と、周りを見ていたら、目に入ったのは_私が置き忘れていた斧だった。私は斧がある所まで走り、斧を取った。
鬼「オイオイ。そんな無駄な抵抗はやめて、早く親の所に行ってやれよ。骨と肉は残さず食ってやるから。なぁ?」
A「巫山戯ないで下さい。貴方なんかにやる骨も肉も1つもありません。」
そう言って私はアイツを思いっきり睨み付けた。
鬼「ハハッ。威勢がいいな。だが、残念だな。お前の父親の血肉はすげぇ美味かったのになぁ。」
、、、、、、
鬼「それから、あの女の絶望と恐怖に満ちた顔は最高だったなぁ。食欲が唆られる。」
そううっとりした顔をしたコイツを前にして、私の視界は真っ赤に染まった。
鬼「ぐあァっ!」
私は手に持っている斧でコイツの腕を切っていた。そのままの勢いでコイツの心臓に斧を刺した。
本当はこんな事をやってはいけないと分かっていたけど、止まらなかった。
鬼「クソッ、、、こんの餓鬼がァっ!」
心臓を刺したのにコイツは死ななかった。なんでだろ?そんな事考えていたら飛ばされた。
鬼「そんなに早く殺して欲しいみたいだなぁ。いいぜ。殺してやるよ!」
そう言って飛びかかって来た。その勢いを利用して、首めがけて斧を振りかざしたら、コイツの首は思ったよりあっけなく跳ねた。
A「はぁっはぁっ」
終わった、、、のかな?私はお母さんがいた所に戻ろうと振り返ったら、首なしの胴体が動いていた。
A「なん、で、、、ガァッ」
首を捕まれ、持ち上げられた。苦しいッ
鬼「てめぇ、よくもやってくれたなぁ。鬼殺隊でもない餓鬼が俺の首をぉ!」
動けない
鬼「死ねぇ!」
私の顔めがけて爪の長い手を振りかざした時_
ザシュッ、、、
と音がして、私は地面に尻もちをついた。
A「ケホッゲホッ」
何がおきたんだろうか。アイツの方を見るとパラパラと音をたてながら灰になって消えた。上を見ると、剣を持った女の人がいた。その人は水晶のような髪飾りで髪の毛を高い所で結っていて、サラサラと長い髪の毛を風になびかせていた。
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作者名:YUKINO | 作成日時:2021年4月15日 21時