【BL】予想以上にBLゲーム【男主】

本音で話そう ページ33

『は、は？？？？え？何？急なディスりなに？いきなりすぎんか？』

「本音は言える奴にだけ言えって言ったじゃん」


な、なんだこいつきょとんとした顔で言いやがって……確かにそう言ったけど……悪口を言えとは言ってねーだろ……！！！！！


「Aに言われて気が付いたわ、俺、お前にはちゃんと本音で話してたんだな。

なんでか急に自分の話をしたくなって、Aなら受け止めてくれる、茶化さないで聞いてくれるってそう思えたのはそういう事だったんかな」



「ありがとうな」

なんだか吹っ切れたように優しく微笑む涼の姿はとても綺麗で、ドキッとした。

『こちらこそ、なんでも言ったらいいさ、受け止められる自信しかない』

「本当かよ、俺もう最初みたいにいい子ちゃんで接せられないよ」






『あッ！！！！！！そうだ！！！！！！！！この流れで聞いちゃうのはアレかもだけど！！！！！！！！本音で話そうって事で聞いちゃうわ！！！！！！！！登校のやつ！！！！！！あれ何！！！！！！！』

「なんだっけ？」

『龍牙の悪口言ってただろ！！！！！！』

「ああ……あれは単純に気持ち悪いなって思ってしまって、いつもなら心の中で思うだけで終わるのに、なんでか口に出てて…気付いたら走ってた」

『なるほど…』

全然嫉妬でもなんでもないやんけなんやねん

「教室で何も聞かないでいてくれて助かった、なんか聞かれてたら俺ゲロ吐いてたかも！」

『ひえ〜〜聞かないでいてよかったーー！！！！！』


「うるさいぞお前達！職員室の前で騒ぐな！」

『アッすんません！！！！』

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