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長井「先生?」

長井も原田の行動に頭が追いつかない。

原田「うちの、生徒がご迷惑をおかけして…申し訳ございませんでした」

原田は頭を地面につけたまま謝罪する。
そんな原田を見ていられなくなった駒井。

駒井「辞めろっていいってしなくて!」

原田「足りない?申し訳ございませんでしたァ!」

顔を上げてまた地面に頭を打ち付けて土下座する原田。工場長も唖然としている。

田中「ちょっと!原田先生!?」

原田「申し訳ございませんでしたァ!」

また頭を打ち付ける。

原田「申し訳ございませんでしたァ!」

何度も何度も……

原田「申し訳ございませんでしたァ!」

田中「辞めてください!」

先生たちも原田を止めにかかる。
それでも原田は

原田「申し訳ございませんでしたァ!」

原田は頭を打ち付け続ける。
駒井も、東条、若林もそんな原田を見つめる。明智も冷たい目は変わらぬまま頭を何度も何度も打ち付ける原田を見つめた。

原田「申し訳ございませんでした!」

工場長「もういいよっ!もういいよ……俺はそこまでしろとは言ってないし…」

原田「許してくれるの?」

顔を投げない原田が工場長に向かって言う。

工場長「お前が勝手に土下座したんだらな!」

その言葉を聞いた里見は

里見「こいつやば…」

原田「さ、これで明日から好きなだけ仕事できるわね」

原田の言葉に工場長が聞き返す。

原田「要は…行かなくていいぞ!お前ら!」

勢いよく立ち上がった原田。
カツラは取れ、額には何度も何度もぶつけたため血が滲んでいた。原田の言葉に誰もが目を見開く。

原田「あたしはあんた達の担任だから頭下げられる。でもこいつは…あんた達のために頭下げないかんな」

工場長「は?」

原田「明日体験行ってミスして機械壊したりしたらこいつお前らと学校のせいにして逃げるからな。あ、でも本当に頭下げてくれるなら…あたしも明日からこいつらと一緒に工場に通おうかしら!体験場所変更してもらってあんたの工場で働こうかな〜どんなミスするか分からないけどあたし達…ね?」

明智たちの方を見て言った

原田「仕事教えてね?どんな事でもするから。トイレ掃除でもなんでも便器作ったり、便器壊したり、明日から」

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作者名: | 作成日時:2019年4月30日 1時

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