ー ページ41
工場長｢ほら…見て？先生たちの顔、お前らの代わりにこうやって謝って怒鳴られて…可哀想じゃない？｣
工場長の言葉が終わると原田が工場長に言った。
原田｢ちょっといいかしら。あんたも若い時、間違ってたよね？で、間違った時、上司の人に頭下げて貰ったんじゃないの？｣
工場長｢なんだよその話…｣
原田｢そんなことして貰ったやつが、自分が上司になった今、人のために謝れないってどういうことよ！｣
工場長｢なんでお前にそんなこと言われなきゃいけないんだよ！｣
原田｢それが、上の責任だろ？職場体験受け入れた時点でわかり切ってたことだろうが！｣
原田の怒鳴り声が職員室に響き渡る。
工場長｢じゃあ！お前謝れよ｣
工場長は、原田に謝れと言ったのだ。
原田｢は？｣
工場長｢お前、こいつらの担任だろ？上司だろ？え？そうだよね？校長とかこの人とか謝ってるのにお前…謝ってねぇじゃん全然！来なかったのはこいつら！だろ？わかったよ、お前が謝ったら体験認めてやるよ、お前らにやりたい仕事？好きなだけやらせてやるよ｣
駒井｢いいよ…辞めろよ…｣
田中｢駒井…｣
原田も駒井に視線を移す。
駒井｢元はと言えば…俺が仕事できずに怒られた所から始まったし、原田関係ねぇよ！｣
工場長｢関係あるよ！あるある！俺に言っただろ？聞いてなかったのか？部下のために謝るってな？だろ？どーぞ｣
工場長は原田に謝るように煽りをかける。
駒井｢謝んなくていいって！｣
工場長｢どうせできないだろ？お前がなんかやらかしたわけじゃないしな…どうせできないだろ！？｣
次の瞬間誰もが目を見開いた。
原田｢申し訳ございませんでした｣
原田は土下座したのだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青 | 作成日時：2019年4月30日 1時
