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工場長「なんで来るって言って来ないかな…嘘はダメだよね?嘘は」
学校には、日の出製作所の工場長が来ていた。
明智達は校長の言葉を無視して体験に行かなかったのだ。
校長「大変失礼致しました……なんで行かなかったの(ボソッ)」
校長が小声で明智たちに尋ねる。
明智「行くって言ってないですよ…俺たち」
そこに長井も入ってきた。
長井「今…原田先生に電話で事情をお話しました、こちらに向かっているそうです」
工場長「1回はね…許すよ?1回はね?高校生だもの…」
工場長を冷たい目で見つめる明智。
工場長「でも、来るって言ってねぇ〜?来ないのはこっちも心配するからさ?」
校長「すみません…わざわざ学校まで来ていただいて…」
牛久保「わざわざそんな文句言いに来るって…暇なの?」
牛久保がポケットに手を入れながら工場長に言い放つ。
長井「牛久保くん!申し訳ありません」
長井も牛久保に注意をする。
工場長「校長先生とうちの社長がお話したみたいだけどさ……現場はあんたらが見てるわけでしょ?ちょっと、非常識だよね?」
「本当に申し訳ございませんでした…」
先生たちは何度も何度も頭を下げ続ける。
校長「本当に申し訳なかったと思います、社長にも私の方から再度…お詫びしておきますし…本人たちも…反省してますので…」
工場長は明智達を見つめる。
工場長「反省してるのかな…本当に……見ろよ〜この顔、すぐこれだ反抗的な態度、歳上への態度もなってない、おい暇って何?失礼すぎない?」
牛久保を指さす工場長。
長井「申し訳ございません!」
工場長「こうやって大人が代わりに謝ってくれるのってさ、今のうちだからね?」
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作者名:青 | 作成日時:2019年4月30日 1時