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一方、工場の職場体験に行った明智たち…。
たくさんの機械が動く中で皆が必死に作業を進めている。
工場長「だ〜か〜ら〜!もう何回言ったら分かるんだって〜!」
工場長の怒鳴り声が響き渡る。
明智たちも顔を上げ怒られている駒井に視線を移す。
工場長「返事は?」
駒井「…はい」
工場長「壊したりしたらさ?弁償できないでしょ?こっちは遊びじゃないからさ!体験だからって舐めてるんじゃないの?」
駒井「すみません…」
駒井は怒られながらも体験の仕事を必死にこなそうとしていた。
しかし、工場長はそんな駒井を跳ね除け機械を止める。その様子を見ていた明智たち。
工場長「もういいよっ!葛西!」
工場長は、職員の葛西を呼ぶ。
工場長「この子達の面倒見て!んで、見てるだけでいいから!あんまり何も触らせないで!」
とだけ言い残しその場を後にした工場長。
そんな工場長の背中を睨むように見つめていた明智。駒井は何が起こったのが理解するのに時間がかかってしまった。
そして探偵事務所……。
その日は仕事の依頼がなく…一日中事務所にいた。そんな沈黙を壊すかのように魚住のケータイが鳴る。
それは、自分の祖母からの依頼電話だった。
魚住さんのおばあさんからの依頼を承った事務所は、明日から操作を開始することになった。
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作者名:青 | 作成日時:2019年4月30日 1時