親友とワンピースの世界で無双します (ページ37)

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家に帰ろうページ37

Aサイド

私は困っていた。何も考え無しに彼らを連れてきたことを。

(…この人達どうしよう…)

薬の効果が切れ、元の姿に戻った。
仮面を取ったのは、ほぼヤケに近かった

(そこらの島に置いていくか？)
私のその考えはすぐに却下した。

知らない島で彼らが生きていける気が一切しないのだ。
しかし、このまま拠点に連れていくことも出来ず

A｢……それで、行きたい所とかないのですか？｣

(どうせなら、彼らの行きたい場所に置いていくか)
私は考えを放棄した。

テゾーロ｢…俺は故郷を捨てた。ステラと一緒なら生きていける｣
ステラ｢私も、テゾーロが隣に居るならそれでいい｣

(……ラブラブだな…)
元の世界にもあまり見ないラブラブカップルに私は引いていた

ステラ｢……でも、きっと私達だけじゃ生きていけない。生活するための資金も知識もない｣

私は黙って彼女の言葉を聞いた

ステラ｢…だから、Aさんの場所に居させてもらえませんか？｣

A｢…は？｣
黙って聞こうと思ったが無理だった。

ステラ｢ダメですか？｣
テゾーロ｢俺からも頼む！｣

A｢いや。家、狭いし『大丈夫／です』
部屋も1つしか空いてないし『平気／です』
同居人もいるし『問題ない／です』

(もうどうにでもなれ)
………はぁ。さすがに、同居人がダメと言ったら無理ですからね。私からは特に異論は無いです｣

元々私のとった行動が招いたことだし、

私はアキに連絡を取ろうとしたが繋がらなかったので家に向かった

アキは留守番中だ。
電話に出なかったのはおそらく修行で電話機を外していたのだろう。よくある事だ。

潜水艦も速度的には遅くないが、バイクには劣る。
家に着いたのは夕方近くになっていた

A｢た、ただいま｣

アキは夕飯を作っていた。

アキ｢おかえり〜。…それで後ろの人はお客さん？｣
A｢あ〜、いやお客って言うより＿＿｣

テゾーロ｢頼む!!ここに住まわせていくれ！｣
ステラ｢お願いします。お金はありませんが、何でもします。｣

彼らは勢いよく腰を曲げた

アキ｢あ〜。いいですよ。夕飯の量増やさなきゃですね｣

アキは即答だった。

テゾーロ｢はっ！えっ！｣
テゾーロとステラは訳が分からないような顔をしていた。

私はこうなるだろうなとは思っていた。

こうして私達は居候2人と一緒に住むことになった。