親友とワンピースの世界で無双します (ページ20)

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私の話ページ20

Aサイド

私はレイリーと共に甲板に戻った。

すっかりと陽気な雰囲気になっていた。
ロジャー｢やっと、戻って来たかA！レイリーも一緒か！｣
ロジャーは明らかに酔っていた。

私も少しは酔っていた、だからだろう…
ロジャー｢A！何か1曲歌ってくれよ！｣
A｢あぁ、いいよ｣
だから…気楽に返事をしてしまったのだろう

A｢うん?!あっ、ちよっとまッ
ロジャー｢よっしゃ！お前ら、Aが歌ってくれるってよ!!｣
船員『ウォー!!』………逃げ道がなくなった。｣

レイリーに助けてと目で訴える。
レイリー｢…1曲くらい歌ってはどうだ。｣
私はレイリーの気味悪い笑みは見なかったことにした。

A｢…盛り下がっても知りませんよ…｣
私はそう言うとスピカーの要らないエレキギターとマイクを取り出した。
(…アカペラで歌う度胸はない!!)

私は覚悟を決め口を開いた。

______自分次第です僕は敵を選んで戦う少年叶えたい未来も無くて夢に描かれるのを待ってた____

私が選曲したのは《アスノヨゾラ哨戒班》。
久しぶりのギターで弾けるものと言ったらこれ以外自信がなかった。

(…………でも、こうして歌うと思い出すな……
前の世界のこと…
私もアキも家族と言える人がいなかった。
強いていえば自分達が家族だ。
お互いを支え、信じてきた。
だから自分達に愛を教えてくれたお互いが好きだった。

この世界にアキと来れて本当に良かった
こんな世界に来たから自由に生きられた
あぁ…楽しいな…)

_____"今日の日をいつか思い出せ未来の僕ら！"______

うん！楽しかった!!

レイリーサイド

驚いていた。彼女が皆の前に立った時、大丈夫か？とおもったが杞憂だった。

その歌は、聞いたことがなかった。
その歌声は綺麗だった。
思わず聞き入ってしまった。
他の者達もそうだろう。
最後の彼女は年相応に楽しそうに笑っていた。

ロジャーサイド

Aの歌を聞いた。
綺麗な声だった、楽しそうだった……最後は。
途中、あいつは目を細め何かを懐かしむように、悲しそうに、そして…

辛そうに歌っていた

他の皆は気づいていない。
あいつの歌に聞き入っている。
それはレイリーも同じだった。

何を思っているかは分からない。
けど最後は楽しそうだった。
俺は思わず

｢A!!俺の仲間になれよ!!!｣

そう言った。