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ポンコツ43 ページ44

In 局長室




『近藤さん こんばんは』





近「こんばんは〜
いやあ 急に呼び出してごめんね Aちゃん〜」





『全然大丈夫ですよ』





二人の空間はお花が咲きそうなくらいのほほんとしていた





それを切り替えようと土方は




土「ごほんごほん」





咳払いをしたが、それはやつの目に止まってしまった





沖「こりゃいけねぇや…土方さん
吐血してるぜ 今楽にしてやりまさァ…」






のほほんとした空気を切り替えようと咳き払いをしただだけなのに、斬りかかれる土方







そんなのは気にせずにのほほんとしている近藤たち…






その場はもうカオスだった





土「だった…じゃねぇからあああああ!!?」





気をとりなおしてお話し合い





土「今 過激派攘夷労士たちの動きが激しいのは知ってるな?」





沖「そういや今日 襲われやしたね」





『そういえば…』





近「うっそ まじで!?
大丈夫だったの!?」





『はい…逃がしてしまいましたけど…』






土「江戸に上がってきてるって情報通りだ
それでそれを率いているのが…
高杉 晋助だ」




『!?』




土「薄々感じていたが…お前は黒百合だな?
万屋との仲といい、その強さといい
俺の勘ではそういってる」







『はぁ…認めませんよ
でも、晋助と面識があるのは認めましょう』





沖「黒百合は認めねぇのかィ?」





『どこの誰がつけたか知りませんが…
私はそんな名前、嫌です』




土「まあいい それでだ
俺は攘夷戦争時代のことをどうこういうつもりはねぇが、お前にコレが届いた」





渡されたのは手紙のようなものだった





『開けても…?』





土「ああ、お前宛てだからな…
一応、先にいっとくが届き方があれだったんで俺と近藤さんは先に読んだ」





『あれとは?』





手紙を開きながらAはいう





沖田も近寄ってきて、手紙を覗きこんだ





土「それはお前の部屋の前に矢で刺さってたんだ」





『えっ…』




土方がいった内容もだが、手紙の内容にも驚くA





〈 A 幕府の犬になるとはらしくねぇな 〉






〈 今江戸にいるんだ 〉






〈 迎えに来るから待ってろ 〉





それを読んだあと、Aには高杉の声が聞こえた気がした





『しん………すけ?』





沖「A これは高杉の字なのか?」





『わかりません…でも…
晋助な気が…』





土「それが高杉じゃなくてもお前は狙われてるんだ
気を付けとけ…」

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作者名:のだ。 | 作成日時:2018年8月22日 14時

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