第54話 ページ8
Side貴方
「フッフッフッ！！」
いきなり笑い出したドフラミンゴ。そして、やけに好戦的な笑みを浮かべながら口を開く。
「おもしれぇ女だな！ますます興味が出たぜ」
『・・・？』
するとドフラミンゴはゆっくり立ち上がった。
ソファの前に置いてあるテーブルをその長い脚ですんなりとまたぎ、私との距離を詰めてくる。何をする気だと腰の短刀の柄をつかみ、いつでも抜けるようにして警戒していれば
ドスン！と私が座っているソファに座ってくる。
「これぐらいはいいだろう？」
このソファは2人で座っても余裕があるぐらいの大きさなのもあり、私と彼の間には少し距離がある。・・・気を遣ってくれたのかな
「無理やり奪ってやろうと思ったが、それじゃAは手に入らなさそうだしな」
『・・・そうだね』
「だろ？だから、これからジワジワ落としていこうと思ってな！」
口角を上げて言いながら、私の髪の毛を一房すくって自分の口元に持っていき、口づける。
「覚悟してろよ？」
ドフラミンゴは私の髪から手を離しながら、私を射抜くようにサングラス越しに見つめてくる。そんなドフラミンゴに少し好感が持てた。そんな彼に少し興味を抱く。
『・・・うん。楽しみにしてるね』
微笑みながら言っていた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
結局、あれからドフラミンゴとずっと話をしていた。そして夜になり、私がお風呂から上がるまで何故かずっと部屋でワインを飲みくつろいでいた。
私が濡れた髪をタオルで拭っていれば
「お前、俺を試してんのか？」
『なにを？』
と言ってきた。ちなみに、その時のドフラミンゴは真顔だった。
それに首を傾げながら聞くが
「・・・気にすんな。髪乾かしてやるから、こっち来い」
『わかった』
ソファに座っているドフラミンゴに近づくと軽く腕を引っ張られ、彼の足の間に収まった。
ちょうどいい温度の風が髪に当たる。すると、ブオォーという風の音にかき消されないくらいの大きさで声をかけられた。
「熱くねェか？」
『うん大丈夫だよ』
「フッフッフッ！そうかァ」
意外と丁寧に髪を乾かしてくれて、おまけにブローをしてくれるドフラミンゴに驚きが隠せない。そんな私に気づいてかドフラミンゴは機嫌よさそうにしている。
それにしても、こうやって乾かしてもらうのが気持ちがいいな。
なんて思っているうちに、ドフラミンゴの体温も相まっていつの間にか私は眠りについていた。
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結佳(プロフ) - 続き待ってます (7月1日 10時) (
レス) @page13 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く良いです!!始まり方も皆との関係と逆ハー最高過ぎました。更新はまたしますか？もっと沢山この小説を読みたいです!!更新再開楽しみにしています。頑張って下さい!! (2022年8月19日 19時) (レス) @page13 id: d42d8a020d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇ(プロフ) - もう更新は無いのでしょうか？もし良ければまた更新してくれると嬉しいです！ (2022年8月15日 23時) (レス) id: 73bbb4d5f8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年3月16日 14時) (レス) @page13 id: 83e3f6c756 (このIDを非表示/違反報告)
( ^ω^ ) - 続き楽しみにしてます！！！ (2021年12月21日 21時) (レス) @page13 id: bd739fb955 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2020年5月19日 2時
