第5話 ページ6
Side貴方
山賊が出ていった後、ようやく食事にありつけた。
もちろん山賊が荒らしたであろうカウンター・床を店主のマキノさん、ルフィという少年と、シャンクスという麦わら帽子の青年、そして柄の悪そうな店内にいた客と協力し片づけた。
今はルフィとシャンクスの間に座り、食事をしている。ちなみにシャンクスを最初は「さん」付けで呼んでいたが呼び捨てでいいと言われたためシャンクスと呼んでいる。
話をしていて分かったのは、柄の悪そうなお客たちはシャンクスの仲間で、それもシャンクスが船長をしている海賊の一員だったということ。そしてルフィは海賊になりたくてシャンクスに一緒に航海したいと頼んでいて、それをからかわれているが、2人はとても仲が良いのだと伝わってくる。
更にシャンクスは「赤髪のシャンクス」と呼ばれ、名の知れた海賊らしい。
しかし私は
『海賊って本当に実在するんだね。架空世界の話かと思ってた』
「...えっ？！A、何言ってんだよ！海賊なんてそこらじゅうにたくさんいるだろ！」
『...え、そんなに海賊ってたくさんいるの？シャンクス達だけじゃないの？』
ルフィにそう言われて混乱した。海賊なんて、そんなにいてどうするんだと思うし、なぜ海賊になろうと思うのかが分からなかった。
そこで真面目な顔をしたシャンクスが聞いてきた。
「...A、海賊王ゴールド・ロジャーを知ってるか？」
『ゴールド・ロジャー？海賊王？...ううん、聞いたことない。
それより海賊王？そんな人がいるの？』
「っっ！！」
そう言った瞬間
「「「はあーーーーーーーー？！！」」」
店中の人間が叫び、私をありえないとでも言うような目で見てくる。
それよりも皆、話を聞いていたんだ...
『そんなに知っておかないとダメなぐらい有名な人なの？』
「いや、知っておかないとダメっていうより...
本当に名前ぐらいは聞いたことないのか？」
『ないよ』
それよりも私の場合
『自分の名前以外、いままでの記憶があいまいというか、ないんだよね。
それにこの世界のことも正直、よく分かってなくて...』
だからゴールド・ロジャーとか海賊とかそういうことが分からないのと正直に伝えた。
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眠すぎワロタ - 設定見た時に斉木楠雄かよ！って思いました頑張ってください (2022年12月26日 23時) (
レス) @page1 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月25日 3時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
音速寝のねむ(プロフ) - 主人公、、、、アバズレっぽi(((((( (2020年10月5日 22時) (レス) id: e350f81134 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - みんなかわいくて良きですうううううう更新がんばってください！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: a5ced3c228 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - キャースモーカーくんとなのね！キュンキュンするわ！！これからも応援してます頑張ってください!!! (2020年5月3日 18時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2020年4月11日 1時
