第35話 ページ38
Side貴方
次に3人に会えるのが楽しみだと思いながらボーと海を見ていた。
その時、水面に波紋ができていく。早速、ダダンさんに貰った木刀を掴み警戒していると
ザバァ――――ン
と音をたて、すごく大きい怪物、いや海王類が現れた。グルルルル...と唸って私を見るが全く襲ってくる気配がない。なんなんだと見つめていると、5年前ルフィとシャンクスに襲い掛かった海王類に類似している。いや多分、同一海王類だ。だから私に襲い掛からないのか。
『...私を食べるつもり？』
海王類に言葉が通じるか分からないが目を細めて聞いてみる。すると海王類は少し怯えた表情をしながら海に潜っていく。...これは通じたのか？と疑問に思いつつも質問してみた。
『ねえ。私、島に行きたいんだけど、どの方向に行けばいいかな？』
鼻まで海に潜った海王類と目が合う。お互い視線を逸らさず見つめ合っていると、私から見て右斜めに顔を向ける。私は腕を伸ばして、その方向に指を指す。
『あっちに島があるの？』
「............」
海王類は「そうだ」と言わんばかりに私を見つめ続ける。
『そう。ありがとう』
お礼を言って微笑めば、次こそ頭まで潜って行ってしまった。
海王類の情報が本当に合ってるのかは分からないが、まあウソを教えられてたとしても何処かの島には着くから大丈夫だろうと思い、舵を右斜めにきる。
それにしても海王類って人間の言葉を理解してるんだ...
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
コルボ山から出て3日が経った。
『...なんでこんなことに』
周囲はざわざわと騒がしい。目の前には白い服に白い帽子の人がうじゃうじゃいる。その一番前にいる灰色の髪をたて葉巻を2本加えた大柄な男の人が叫ぶ。
「そいつを離しやがれ！！海賊どもっ！！！」
私の首元には短剣が当たっていて、それを当てているのは
「はっ！！てめえらが道を開ければ解放してやるよ！！」
今日、初めて会った海賊。だから名前も知らない。
...ああ。今日も空が青い...
思わず遠い目をして、こっそりため息をついた。
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眠すぎワロタ - 設定見た時に斉木楠雄かよ！って思いました頑張ってください (2022年12月26日 23時) (
レス) @page1 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月25日 3時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
音速寝のねむ(プロフ) - 主人公、、、、アバズレっぽi(((((( (2020年10月5日 22時) (レス) id: e350f81134 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - みんなかわいくて良きですうううううう更新がんばってください！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: a5ced3c228 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - キャースモーカーくんとなのね！キュンキュンするわ！！これからも応援してます頑張ってください!!! (2020年5月3日 18時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2020年4月11日 1時
