第3話 ページ4
Side？？
この村を拠点にして1年以上が経った。そこでルフィというよく食べてよく寝て、海賊になりたいと言うガキと出会った。
会うたびに「一緒に航海に連れて行ってくれ」と言い、今日なんかはナイフを自分の顔に刺して傷をつけやがった。
海賊になりたいと言ってくれることは嬉しいが、それでも航海は楽しいだけではなく危険と隣り合わせなことを思い知っているオレを含め、船員達は一緒に行こうなんて軽々とルフィには言えない。
だが、こいつをからかい話すのが楽しいのもあり、航海から戻ってくれば酒場に来てルフィと話すようになった。
今日もいつものようにルフィと話していると、足癖悪くドアを蹴り山賊だという男達が入ってきた。
酒を買いに来たらしいが、俺達が全て飲み尽くしてしまい、栓を開けていない酒を譲ろうとしたが、頭らしいヤツがグラスに入った酒をかけてきた。
「俺の首には8百万ベリー」がかかっているなどと、色々言ってはいるが、それよりも床がびしょ濡れになったことの方が気になってしまい聞いていないと、剣でカウンターにあった酒やグラスを荒らして出ていこうとした。
これでヤツの気が済むならいいだろうと思った。
その瞬間、ドアが開く音がして目を向けると
『ここって食事ができるお店ですか？』
胸の下まで伸びた赤に近い茶髪、優し気な薄い紫の瞳、形のいいピンクの唇が印象的で、誰もが見惚れるだろう綺麗な顔をしていて、身体もすらっと伸びた白い腕、首、鎖骨にも目がいってしまい、柄にもなく落ち着かなくなる。
俺だけじゃなく、船員や山賊たちも彼女から目を離せなくっているらしい。
しかし、タイミングの悪い時に入ってきてしまった彼女をなんとか逃がそうと思ったが、それよりも先に山賊が彼女に声をかけてしまった。
だが彼女は脅えるそぶりも見せず、山賊を無視していつまでも床から立ち上がらない俺の方に向かって歩いてきて手を差し出してきた。
『おにいさん、ケガとか大丈夫？』
そう心配そうに聞かれたが、彼女から目が離せず凝視してしまったようで答えるのに時間がかかった。
彼女の手を握り立ち上がるが、その細く小さな手にまで思わずドキっとしてしまう。
たかが手を握るだけでトキメクなんてガキじゃあるまいし...と心の中で苦笑いするが、それを悟られないようにいつものように笑って、礼を言った。
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眠すぎワロタ - 設定見た時に斉木楠雄かよ！って思いました頑張ってください (2022年12月26日 23時) (
レス) @page1 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月25日 3時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
音速寝のねむ(プロフ) - 主人公、、、、アバズレっぽi(((((( (2020年10月5日 22時) (レス) id: e350f81134 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - みんなかわいくて良きですうううううう更新がんばってください！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: a5ced3c228 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - キャースモーカーくんとなのね！キュンキュンするわ！！これからも応援してます頑張ってください!!! (2020年5月3日 18時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2020年4月11日 1時
