第27話 ページ30
Sideエース
『......エース』
名前を呼ばれ、ゆっくりと目をあける。目の前には見慣れた天井が、そして
「A......」
コイツがいた。俺が名前を呼ぶと、少し安心したような顔をした。
『大丈夫エース？痛いところとかない？』
「...ああ。大丈夫だ。...ここって家か？」
『そう、良かった．．．。うん、ルフィも皆も無事だったよ』
そう言ってAは俺の頭を撫でる。
「．．．そうか」
それなら、良い。ただ気になるのはサボは大丈夫なのか？そして
「．．．A」
『なあに？』
「俺は、生きていてもいいのかな」
気が付けば、呟いていた。あの、ブルージャムと向き合っているときAが言った言葉が頭から離れない。俺の前に立ち、堂々と
『よくも私の大切なエースを殺そうとしたわね』
Aはこう言った。その後のことは覚えてはいない。
けど俺が、大切なんて、なんで
『なんで、エースが生きていちゃダメなの』
「だって、俺はゴールド・ロジャーの子供なんだよ！！皆、ゴールド・ロジャーの子供は生まれてくるのだって許さないっていうんだ！じゃあ、俺だって！！」
そうだろと言おうとすれば
『そんなこと、言わないで』
Aは今にも泣きそうな顔をして、驚く。そしてAは俺の肩を掴んだ。
『．．．エース、聞いて。今までも、これからも心無い言葉や暴力が貴方に襲い掛かってくるかもしれない。けど、覚えておいて。貴方が誰の子供でも関係ない。私は何があっても、世界が貴方の敵になったとしてもエースの味方でいる。絶対に死なせない。だって、エースがいなくなったら、困るよ』
「A......」
『私だけじゃない。ルフィやサボ、ガープさんにダダンさん達だって、みんなエースを必要としてるの！だから、お願い。...生きてよ』
そして強く強く抱きしめられる。
「A......ごめ、ん。それと、ありがとう...」
本当は、怖かった。Aが俺を拒絶するんじゃないかと。だって、Aに拒絶されたら、俺は...俺は...。だから、受け入れてくれたことが嬉しくて、涙が溢れてくる。
泣いてるのを見られたくなくて、Aの胸に顔を押し付けた。
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眠すぎワロタ - 設定見た時に斉木楠雄かよ！って思いました頑張ってください (2022年12月26日 23時) (
レス) @page1 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月25日 3時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
音速寝のねむ(プロフ) - 主人公、、、、アバズレっぽi(((((( (2020年10月5日 22時) (レス) id: e350f81134 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - みんなかわいくて良きですうううううう更新がんばってください！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: a5ced3c228 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - キャースモーカーくんとなのね！キュンキュンするわ！！これからも応援してます頑張ってください!!! (2020年5月3日 18時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨 | 作成日時：2020年4月11日 1時
