第20話 ページ23
Side貴方
私とルフィは山賊の棟梁のカーリー・ダダンさんという人達と暮らすことになった。
「メシ食い足りねェ、俺もあの肉食いたい！」
丁度、ご飯時だったらしいが、ここでは1日1回茶碗１杯分の米とコップ一杯の水しか保証してくれないらしい。山賊界も不況らしい。...山賊が不況ってよく分からないが。ルフィはエース君という子が食べてるお肉を見てダダンさんに言うが
「あの肉もこの肉もエースが獲ってきた肉だ！もっと食べたけりゃ自分で調達してきな！！」
するとルフィは私に上目遣いで(恐らく無自覚)
「A！！俺も肉食いてェよ〜！」
なんて言ってくる。普段なら甘やかしてしまうだろうが、ここに来た目的は強くなること。ここで私が甘やかせばルフィの強くなる機会を奪ってしまう。だから
『...ルフィ、私もお肉いっぱい食べたいな』
「A！！」
『だから、ルフィ。たくさんお肉が食べれるような大きな獲物を捕まえれるぐらい、強くなってよ』
「！！」
『じゃないと、心配で泣いちゃうよ』
「だめだA！泣かないでくれよ...
俺、強くなって腹いっぱいAに肉食わせてやるから！」
『うん...ありがとうね』
ルフィになんとか納得してもらい頭を撫でた。そうしてる間にエース君が食べ終わって外に出ていったのを見たルフィが
「そうだよな！海賊になるんだから、それくらいできなきゃな！！じゃあ行ってくるよ！」
シャンクスの麦わら帽子を被り直し、エース君を追いかけて出ていった。その途端にダダンさんが怒り出す。
「どこに行くんだよ！？...それより海賊って言ったか今？！」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
食事の量は少なくても、住ませてもらうことに変わりがないから洗濯や掃除などの家事はちゃんとやることにした。ダダンさん達にはなぜか驚かれたが。
今も大量の洗濯物を抱えながら、少し離れた洗い場に向かっている。
これを何回か繰り返す内にこの環境の良さに気がついた。道という道がないこの山は普通の人には歩きにくく不便でしかないがフリーランニングの練習には打ってつけだ。この先、超能力さえあれば大丈夫かといえば、そんな保証はない。なら、自分のできることを１つでも増やそうと思っていたので、丁度いい。
折角だ、この山でルフィと一緒に強くなろう。
夜になり、エース君が帰ってきた。山賊の1人が尋ねる。
「エース、ルフィは一緒じゃねえのか？」
「しるか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眠すぎワロタ - 設定見た時に斉木楠雄かよ！って思いました頑張ってください (2022年12月26日 23時) (
レス) @page1 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月25日 3時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
音速寝のねむ(プロフ) - 主人公、、、、アバズレっぽi(((((( (2020年10月5日 22時) (レス) id: e350f81134 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - みんなかわいくて良きですうううううう更新がんばってください！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: a5ced3c228 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - キャースモーカーくんとなのね！キュンキュンするわ！！これからも応援してます頑張ってください!!! (2020年5月3日 18時) (レス) id: e068332aca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2020年4月11日 1時
