鬼族の姫には妹がいた様です (ページ41)

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顔さけ女 3 ページ41

Aside
アキノリ「妖怪探偵団の一員としてこれは怪奇案件だと思ったわけだな」

ケースケ「いやいやいやいたずらならいたずらだということをハッキリさせないとみんなが安心できないっていうか…」

ナツメ「はいはい」

～～花屋さん～～

私たちが花屋さんに行くと一人の女性が花に水をあげていた

トウマ「あそこか」

アキノリ「あの人がアズサさん？」

ナツメ「うん」

アキノリ「よ～し早速聞き込みだ！」

私たちはアズサさんに近づく

アキノリ「すいません！」

アズサ「！」

アズサさんはびっくりしてアキノリに水をかけてしまう

アズサ「ご…ごめん！大丈夫？」

～～花屋さんの中～～
Noside
アズサ「本当にごめんね」

アキノリはタオルをもらって水滴を取る

アキノリ「いや～もう平気ですから」

アズサ「…あれ？あなたたち天野さんとこの…」

ケースケ「はいケースケです」

ナツメ「姉のナツメですあ！そのブローチお揃いですね」

アズサ「そうねで？花を買いに来たわけじゃあなさそうだけど？」

アキノリ「あなたが見たという顔さけ女のことを教えてほしいんです」

アズサ「はぁ… 今仕事中なんだけど」

A 「少しでいいんですなにがあったか聞かせてくれませんか？」

アキノリ「お願いします」

アズサ「はぁ面倒臭いな～話したらさっさと帰ってよね」

ナツメ「はい」

アズサ「仕事からの帰り道だったんだけどボロいビルの前あたりで…」

～～回想中～～

？「ねぇ」

アズサ「え？」

アズサが振り返るとそこには髪の長い女性が立っていた

アズサ「な…なに？」

顔さけ女「私きれい？」

すると顔さけ女は髪をかきあげる

アズサ「キャーッ！」

～～回想終了～～

ケースケ「わ～っ！ポマードポマードポマードポマード！」

ナツメ「あんたビビりすぎ」

アキノリ「で？そのあとどうなったんですか？」

アズサ「さぁダッシュで逃げたら途中から追いかけてこなくなったんだよね～」

アキノリ「どんな顔か見ました？」

アズサ「どんなって… なんか赤くて」

アキノリ「赤くて？」

アズサ「グワーってなっていて」

アキノリ「グワーってなっていて？」

アズサ「そんな感じ」

アキノリ「赤くてグワーっかうんうんなるほどこれは貴重な手がかりだぞ」

ナツメ「全然わからないんですけど…」

トウマ「うん」

アズサ「でもなにかに似ていたような気がするんだけど…」