鬼族の姫には妹がいた様です

わらうドッグマン 8 ページ37

Noside
するとその男性はうっちゃんに近づく

男性 「あの…」

うっちゃん 「？」

男性 「突然で恐縮ですが 僕とコンビを組んでもらえませんか？」

うっちゃん 「え…もしかして！」

うっちゃんは被り物を脱ぐ

うっちゃん 「あなたは結局何局ブラザーズの…」

男性 「えぇ 南條(なんじょう)です」

うっちゃん 「やっぱり！俺 憧れていたんだよ 嬉しいっす！声かけてもらえて！」

南條 「いや〜 君のネタが面白かったから！」

うっちゃん 「本当ですか⁉」

南條 「君さえよければ次のA-1 一緒に出てほしいんだ！」

うっちゃん 「え…俺と⁉」

南條 「あぁ 俺たちだったらトップを取れる気がする…いや きっと取れる！」

うっちゃん 「あ…でも俺には相方が…」

うっちゃんはラッキーのいた方を見る

しかしそこにラッキーはいない

うっちゃん 「ラッキー？」

ラッキーは空に浮かんでいたうっちゃんはそれに気がつかない…いやラッキーのことが見えていない

ラッキー 「よかったワンうっちゃん 人間の相方が見つかって 僕 これで安心だワン うっちゃんならきっとお笑いでみんなを幸せにできるワン 僕はずっと見守っているワン」

うっちゃん 「ラッキー！」

ラッキー 「？」

うっちゃん 「ありがとう！ラッキー！ラッキーのおかげだよ！辛い時もラッキーがいてくれたから頑張れたんだ！ラッキーのおかげで今の俺があるんだ！」

ラッキー 「うっちゃん…」

うっちゃん 「俺たちトップ取るからな！絶対！見ていてくれよ！」

ラッキー 「当然だワン 僕はずっと 今までもうっちゃんの一番のファンだワン！」

ラッキーは空に消える

ナツメ 「ラッキー…成仏したんだ…！」

トウマ 「だね」

〜〜妖怪探偵団 事務所〜〜

ケースケ (その後しばらくして 内田さんのコンビは大人気になった)

ナツメ 「アハハ 面白いよね 内田さんと南條さんとあとラッキー！」

ケースケ 「そうそう ラッキー …って成仏したんじゃあないんか〜い！」

ナツメ 「お！今のノリツッコミ悪くないかも」

ケースケ 「え！そう？」

〜〜夜 ハルヤたちは〜〜

フクロウは自分の吹き矢でダーツをしていた

フクロウ 「ダーツの的とはなかなか当たらないものですね…」

島之内先生 「お前の腕がまずいんだろう」

フクロウ 「ですからこうして練習を…」

ハルヤ 「怪心(かいしん)の妖毒の塗られたその矢が当たれば我らの姫様方を識別できる 例えどんな姿になっていてもな」

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