鬼族の姫には妹がいた様です (ページ27)

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恋する人体模型 7 ページ27

Noside
人体模型「おばあちゃん？」

マナミ「じん君だよね？あなたは人体模型のじん君」

人体模型「え？」

マナミ「おばあちゃんから聞いたの昔学校にあった人体模型が話し相手になってくれたってその子の名前はじん君！」

すると人体模型の中でマナミがマナミそっくりのショートカットの女の子と重なる

人体模型「君はまさか…そうか思い出した僕を好きになってくれたもう1人の人マチコさん！」

～～回想中～～

マチコ「今日も先生に怒られちゃった～どんくさい私がクラス委員とかやらないほうがよかったかな？ねぇ君はどう思う？…っていつもぼやいちゃってごめんね君とこうしてお話ししている時が一番好きなんだあ～あ君が人間だったらよかったのにな～そうだ！君に名前つけてあげるえっと…あ！人体模型だからじん君でいいかな？ねっ！じん君！」

人体模型「そうマチコさんはこんな僕にちゃんと向き合ってくれた僕が人間だったらよかったのにって言ってくれたんだそう言えばあの時…」

男の子「痛ぇって離せよ」

マチコ「あんたでしょうこの子の胃袋盗んだの」

男の子「はぁ？盗んだわけじゃあねぇよ習字の授業で使う文鎮忘れたから代わりに使わせてもらったんだよ」

マチコ「今すぐ返しなさいよじん君だって胃袋ないと困るでしょう？」

男の子「じ…じん君？」

マチコ「いいから返すの返さないの？」

男の子「あぁもう！わかったよ！」

～～回想終了～～

人体模型「そうだマナミさんの怒った顔に見覚えがあるって思っていたけどそれはマチコさんの怒った顔だったんだ僕のために真剣に怒ってくれたマチコさんどうして僕はこんなに大切な人のことを忘れていたんだろう… マチコさんと過ごした時間はあんなにも楽しかったはずなのに…」

マナミ「そのぬいぐるみおばあちゃんが亡くなる時に私にくれたの手作りのお守りだって」

人体模型「それじゃあマナミさんはもう…」

マナミ「うんあなたのことを話してくれた時最後におばあちゃんは言っていたもう一度じん君に会いたいなって！」

人体模型「！マ…マチコさん…僕…も僕も会いたい会いたいよ！」

と言って人体模型は涙を流す

人体模型「うわぁーっ！」

すると人体模型は走り出しどこかへ行ってしまう

A 「行っちゃった… てかどこに行く気なんだろう？」

トウマ「彼の恋はある意味成就したんだね」