鬼族の姫には妹がいた様です

もったいない男 1 ページ13

〜〜妖怪探偵団 事務所〜〜
Noside
アキノリが事務所に入る するとパソコンを見ているナツメ トウマ Aを見つける

アキノリ 「おぉ！」

ナツメ 「この書き込みとか気にならない？」

トウマ 「うん 興味深い意見だね」

A 「うん」

アキノリ 「いいじゃん いいじゃん ようやく3人にも妖怪探偵団としてのやる気が芽生えてきたんだな で？どんな怪奇案件をチェックして… ってなんだよこれは！」

トウマ 「ラーメン店のレビューサイトだけど…」

アキノリ 「お これはなかなか… じゃあなくて！食い物の話をするならこっちにしてくれ」

アキノリはうすらぬらを開く

A 「もったいない男？」

アキノリ 「そう 最近こいつに関する書き込みが増えているんだよ」

ナツメ 「どんな奴なの？」

アキノリ 「食べ物を残した子供の前に現れて もったいな〜い と言って取り憑き子供から食欲を奪い 体の弱った子供はそのまま痩せ細って死んでしまうと言われている」

ナツメ 「痩せ細ってね？」

ケースケ 「ハッハッハ〜 またそんなありもしない話で盛り上がっているの？」

ナツメ 「来てたの？ケースケ？」

アキノリ 「これで妖怪探偵団 全員集合だな」

ケースケ 「！ いやいやいや 俺そんなのに入った覚えないし！」

アキノリ 「さぁ！みんなで一緒にもったいない男の正体を考えよう！」

ケースケ 「えぇ〜」

トウマ 「もったいない男か… 一体目的はなんだろう？」

アキノリ 「取り憑いた相手の食欲を奪うってのが引っかかるな」

ナツメ 「見ただけで食欲が失せるような姿をしているとか？」

ケースケ 「それってどんな？」

ナツメ 「例えば… 食べ残された野菜たちのゾンビを使うカカシの化け物とか…」

ケースケ 「や…野菜のゾンビとかありえないし…」

ナツメ 「へぇ〜？ じゃあなんで声が震えているのかな？」

トウマ 「他に考えられるとしたら…食べ物を全てカビさせる力を持った突然変異のミュータントとか」

A 「カビ？」

アキノリ 「確かに食欲なくすな」

ケースケ 「ハハハハハ〜… な〜に言っているんだか そんな怪物とか怪奇現象とか証拠もないのに信じられませ〜ん」

するとウィスパー ミッチーが出てくる

ウィスパー 「それでは」

ミッチー 「証拠を見せてやろう」

ケースケ 「！」

ケースケは2人に挟まれる

アキノリ 「まず気になるのはもったいない男の動機だな」

ナツメ 「食べ物を残す人になんらかの恨みがあるのは確かね」

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