麦わら海賊団の小さな情報家 (ページ10)

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8話　何だか...　(オリジナル) ページ10

ルフィたちは次々と部屋を周る
こうしているうちにAは、長い間少しも感じなかった楽しさを感じていた

ｳｿｯﾌﾟ「ここは医療室だ」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「俺が担当の部屋!」

『Aが寝てた部屋か!』

ﾙﾌｨ「俺もよくこのここで寝てるぞ」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「ルフィはよく怪我するからな～」

ルフィたちがそんなの話をしているとAは飴玉のようなものに視線が行った

『これなに?』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「これはランブルボールだ。簡単に言えば少しの間だけ戦闘能力が上がるんだ」

『へぇ～』

ﾙﾌｨ「ここあきた!次行こ次～」

ｳｿｯﾌﾟ「早いわ!」

次は広い浴室に着いた

『広いな～凄くおしゃれ。それにきれい』

ｳｿｯﾌﾟ「多分ナミとかがよく掃除してる」

ﾙﾌｨ「俺たちはあんまり使わねぇ」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「周1しか入らないもんな...」

『え!?』

ﾙﾌｨ「だってめんどくせぇし」

ｳｿｯﾌﾟ「そんなに汚くねぇしな」

『えー...』

ｳｿｯﾌﾟ「さぁ次は俺たちの部屋!」

『ベッドがぶら下がってるんだぁ』

ﾁｮｯﾊﾟｰ「あぁ。いいデザインだけど落ちそうで怖い」

ｳｿｯﾌﾟ「まぁ見ての通り散らかってる」

『片付けしないとな...』

ﾙﾌｨ「え～やだ。めんどくせぇ」

ﾙﾌｨ「この扉の先がナミたちの部屋だ」

『入らないの?』

ｳｿｯﾌﾟ「むやみに入るもんじゃねえ」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「ナミに怒られるからな...」

『怖!』

船の案内が始まってだいぶ時間がたった

〘何だかとっても楽しい。こんなに楽しいって感じたのは初めてかも〙

ルフィたちと話しているうちにAははっきりとした明るいしゃべり方になっていった
前まではずっとムスッとした表情だったが、いまでは柔らかな表情になれるようになり、Aは1人ぼっちだった苦しみから救われたような気がした