ONEPIECE～ルフィに４才下の妹がいました～8 (ページ17)

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第217話　エースの行方ページ17

～少し時を遡った食堂～

「うぇいうぇい」

やる気なさげに適当な返事を残して、Aは甲板に出て行った

「何かおもしろいのあった？」

「人の見るくらいなら自分で買えっていつも言ってるだろい！？」

とかなんとか言いつつ結局見せてくれるマルコは良い奴である

「特にこれと言ったのは無いな・・・」

Aの淹れた紅茶を飲みながら、横目で覗き込むビスタ。

「なあマルコ、ページめくってくれねェか？なんかデッケェ写真あるみてェだ」

「ったく・・・！」

諦めと共に鼻を鳴らし、イゾウの希望通りに紙をめくって。

次の瞬間目に映ったものに驚愕し、思い思いの言葉が口から漏れ出した

ハ)これってっ・・・！

イ)嘘だろオイ・・・！！

ビ)そんなバカな！

ジ)ありえん・・・！

あまりの動揺っぷりに、周りの隊員達も何事かとザワザワし始める
だがマルコの次の言葉で静まり返った

マ)エースが・・・

公開処刑っ・・・！！？

皆)！！！？

なんでエース(隊長)が？

アイツはティーチを追ってたんじゃなかったのか

どうして海軍に捕まってるんだ？

一体ティーチを追う道で何があった？

エース(隊長)は強いのになんで？

疑問困惑驚愕が心の中で溢れかえる

1)どういう事ですかマルコ隊長

突然突きつけられた衝撃なのか声が震えている

マ)おれにもさっぱりだ・・・！！

マルコ達は少しでも冷静になろうと必死に自分を抑え込む

ハ)と・・・にかくオヤジに言わなきゃっ！確かまだこれ読んでなかったよね！？

イ)ならおれはナース達に！あいつらも夜勤明けで何も知らねェ筈だ！

慌ただしく食堂を出て行こうとする二人に、マルコが待ったをかけた

イ)なんだよ！

ハ)一刻も早くオヤジ達に知らせるべきだ！！

マ)そんな事おれにだって分かってる！！

イ)ならなんで止める！？

誰も彼も余裕なんてない

マ)お前ら忘れてねェかい！？この事を一番伝えちゃあいけねェ、Aの事を！！

皆)！！！

2)なんでですか！？

2)エース隊長はAの兄貴なのに！！

マ)だからだ！！

2)意味が分かりませんよ！！マルコ隊長！！

マ)落ち着いて考えてみろい！！アイツがこの事を知ったらどうなるか！！