episode：6 ページ7
くるりとこちらに振り返ったゾロさんの顔は、鬼のように険しかった
ｿﾞﾛ『ｯおいA！おめぇはなに勝手に飛び出してんだ危ねぇだろうが！！』
「ごごごめんなさい！なんか我慢できなくて…」
ｿﾞﾛ『ったく…。まぁ無事でよかった。怪我は？』
「おかげさまでどこも…」
ｿﾞﾛ『ならいい。あとは俺がなんとかする、お前はそこで待っとけ。』
ゾロさんは私の頭にぽん、と手を置いてから敵の船長の方へ向き直った
___大丈夫だ、この人ならきっと負けたりしない
…そう思っていたのだが、
バギーという男は、悪魔の実の能力者で切っても切っても切れないバラバラ人間、
切りが専門の剣士には部の悪い相手…
おかげでゾロさんはお腹に一発攻撃を食らい、かなりの深傷を負ってしまった
敵の姑息な戦い方に恨みを覚えつつも、
今は一旦休戦、船長命令に従って急いで逃げてきた
船長さんの入った檻を引くゾロさんの息遣いは、先程からずっと荒いままだ
「お腹の傷、大丈夫ですか…？」
ｿﾞﾛ『…ああ、大したことはねぇ。
だがちょっとばかり、血が足りねぇかもな…ｯ』
「それは大丈夫だとはいいませんよ？！」
よほど無理をしていたのか、バッタリその場に倒れこんでしまう
ﾙﾌｨ『なぁゾロ、こいつ誰だ？』
ｿﾞﾛ『…あぁ、ちょうど海賊に襲われてたとこに居合わせてな、俺たちの仲間になりてぇらしい』
ﾙﾌｨ『お！ってことは新しい仲間か！？やったー！！』
無邪気に喜ぶ船長さん
「えっ、いいんですか！？そんなに簡単に仲間に入って…」
もし悪いやつだったら、とか考えないのかな…
ﾙﾌｨ『なんたってゾロが連れてきたんだ！悪いやつのはずがないっ！』
ｿﾞﾛ『そりゃどんな理屈だよ…』
ﾙﾌｨ『うはは！…それにさっきお前、俺や航海士のこと助けてくれただろ？いやぁ、あれは助かった！ありがとな！』
素直にお礼を言われるのなんて久々だな…なんか照れ臭い…
ﾙﾌｨ『お前、名前なんて言うんだ？俺モンキー・D・ルフィ！』
「Aって言います！」
ﾙﾌｨ『そっか、じゃあA！俺たちの仲間になってくれよ！』
それは、私が1番望んでいた言葉だった
「ｯはい！ よろしくお願いしますっ！！」
自由奔放で、素直で、無邪気な船長ルフィさん
時に厳しく時に優しい、男気溢れるゾロさん
彼らの仲間となった今この瞬間から、私の海賊としての物語が始まる_______
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@UA - 本当に面白いです!!!更新頑張ってください！ (2019年12月1日 23時) (
レス) id: ad4bf39277 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 平気です!!お茶でも飲んで待ってますよー！!← (2017年9月20日 20時) (レス) id: 89669dd874 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - チェリーさん» お返事遅くなり本当にすみません！！待っていてくださる方のためにもできる限り早く次の更新をしたいと思います！！こんな作者ですがこれからもよろしくお願いします…！(´；ω；`) (2017年9月19日 12時) (レス) id: 393ac05e72 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ロイさん» お返事遅くなってしまってすみません！！待っていてくれる方がいると本当に心強いし嬉しい限りです…！なかなか更新できないのが本当に申し訳ないですが、必ず近いうちに更新しますのでこれからもよろしくお願いします！(T ^ T) (2017年9月19日 12時) (レス) id: 393ac05e72 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - この作品面白いので頑張ってくださいね！!待ってます！ (2017年9月16日 14時) (レス) id: 89669dd874 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ | 作成日時：2017年8月28日 19時
