からかい ページ45
｢来たかい、A。じゃあ行くか｣
｢うん、お待たせマルコ兄さん。ありがとう｣
島について、適当な荷物を持ってマルコ兄さんのところへ駆け寄る。マルコ兄さんは特に荷物を持っていく訳でも無いようで、特に変わりはない。
｢おや、マルコにお嬢。どこか行くのかい？｣
甲板を降りようと二人で歩いていると、前から来たイゾウ兄さんに声をかけられた。
｢あァイゾウ兄さん。今からマルコ兄さんと散歩しに行くんだよ｣
｢ほォ、それはそれは。随分なことだな、マルコ｣
｢うるせェよい、ほっとけ。｣
イゾウ兄さんがニヤニヤしながらマルコ兄さんを見る。またマルコ兄さんを虐めてる……イゾウ兄さんはそういうところだぞ。
｢イゾウ兄さん、マルコ兄さんをいじめないでやってくれ。これは私のワガママなんだから｣
そう言うとイゾウ兄さんはケラケラと笑って私の頭に手を置いた。
｢ははは、悪い悪い。別にマルコをいじめようなんてのはないさ、楽しんでこいよ。今度はまたおれとも出かけてくれるかい、お嬢｣
ひらひらと手を振ってイゾウ兄さんは向こうに行ってしまった。相変わらず食えない人だな……
｢なんかすまないなマルコ兄さん、私が誘ったばかりに｣
｢気にすんなよい、お前のせいじゃねェ。行くぞ｣
マルコ兄さんに腕を引かれて、私たちは島の中心へ歩き出した。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
