集合 ページ5
｢オヤジ〜、入るぜ｣
サッチ兄さんがガチャと扉を開けて言う。そこにはもうほかの隊長たちも揃っていて、オヤジは私を見て笑った。
｢来たかァお前ら……だいたい分かってるだろうが、今日お前らを集めたのは"火拳"についてのことだ｣
隊長たちの視線が私にいっせいに刺さる。注目の的になりすぎて辛いんだが……
前世のあの書物通りならエースはここで死ぬはずがない。オヤジはエースを気に入って仲間にしたがってたはずだし……
｢……殺すのか？エースを｣
まぁそんなこと言えるはずもないから、とりあえず演技をする。本当に殺そうとなんてしたらエース抱えて逃げてやるけどね。
｢グララララ、ばァか言うんじゃねェ……おれァあの小僧が気に入ったのよ。さすがAの兄弟だ……お前に似て大バカ野郎らしい｣
｢私に似ては余計だぞ、オヤジ。……でも気に入ったんだろう？ってことは……｣
｢あァ、あいつをおれの新しい家族に、"息子"にしてェ……どうだ？｣
｢おれらは構わねェよ、なァマルコ｣
｢あァ、あいつはAのお墨付きだよい。ジンベエと互角なくらいに腕も立つようだし、拒む理由がねェ｣
他の兄さんたちも、異論はないとでもいうように頷いて私とオヤジを交互に見る。オヤジはまた一際大きく笑って、楽しそうに言った。
｢グララララ、決まりだなァ……どうする、今あの小僧に会うか？｣
｢ううん、止めておくよ。エースがオヤジの勧誘に乗った時に会う。それまでは、会わないように手助け頼むよ｣
任せろという声と笑い声がオヤジの部屋に響いて、その場は解散になった。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
