慣れたもの ページ32
｢助かるよ、ありがとうマルコ兄さ……おっと｣
ガクッとエースが倒れて、皿めがけて顔を突っ込もうとする。手のひらでバシッとエースの顔面を止めると、マルコ兄さんと奥からでてきたサッチ兄さんが目を見開いた。
｢Aすげーなァ、今の止められんのか｣
｢エースのやつはどうしたんだよい｣
｢エースは食事中にすーぐ寝るからなァ。昔からこれを止めたり起こしたりするのは私ともう1人の兄弟の役目だったのさ｣
ケラケラと笑って、手に持ったパンの最後の1口を頬張る。サボがいなくなってからはもう何年も私の役目だったから、1年離れたくらいでは落ちる腕じゃあない。
｢大したもんだねい、にしてもそいつはホントに寝てんのか。隙があんのかないのか分からねェやつだよい｣
｢ふふ、心配いらないよ、山育ちだし敵意には敏感さ。それに、私たちくらいになら隙を見せたっていいだろう？｣
まァそうだねい、と笑ってエースを眺めるマルコ兄さん。寝てるのは好都合なので、今のうちに口の周りや机などをさっさと拭き取っておく。拭き終えてぱっと手を離すと、エースはパチリと目を開けた。
｢……ッは！寝てた｣
｢おはようエース、食べたらモビーの案内するよ。だからはやく食べな｣
｢おう！ありがとうA｣
そう言ってまたご飯を口に流し込むエース。サッチ兄さんもエースを見て、いい食いっぷりだと嬉しそうに笑っていた。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
