自室にて ページ27
｢解錠(リリース)｣
自室について、ベッドの上でエースを離す。未だお酒のせいで顔の赤いエースは、ベッドにうつ伏せでモゾモゾ動いている。
｢エース、私お風呂行ってくるからな。お前はお酒が入ってるから、そのまま寝ちゃいな｣
｢んァ……？…うん…………｣
そう聞いたのを確認して、着替えを持って部屋を出る。テーブルに水も置いたし、お風呂から上がる頃にはエースの酔いも多少醒めてくれてればいいが……
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｢エース、戻ったよ。調子は……｣
｢Aッ！｣
お風呂から自分の部屋に戻ったそうそう熱い抱擁を受ける。なんなんだ急に。エースってこんなに酒乱なのか……？
｢……どうした、エース？｣
｢起きたらAいなくて、今日のこと夢かと思っちまった……お前のこと夢に見るまで会いたくなってたりなんてしたら女々しいだろ｣
｢っふふふ、なんだよそれ。馬鹿だなァ、｣
｢笑うなよ、これでも本気で焦ったんだぞ｣
ムッとして私を見下ろすエース。こんなに大きくなったのに、寂しがりなところは相変わらずだな。そう思って思わずよしよし、と頭を撫でると子供扱いすんなよ！と怒る。
｢ふふ、怒るなよ。酔いが醒めたならお風呂行くか？｣
｢んー、今日はいいや。色々あったし、もう寝てェ｣
Aは風呂上がりか？と言ってベッドにぽすりと腰をおろしたエース。さてはさっきの私の話全く聞いてなかったな……
｢はァ……そうだよ、お風呂に行かないならベッドつめてくれ。私ももう寝る｣
呆れてそう言って、私はエースの横に寝転んだ。エースは大人しくベッドの隅につめてくれて、私の方を向いて寝転がる。
｢……これからはお前とも、オヤジの船に乗る仲間になるのかァ｣
｢そうだよ、エースは不本意か？これでも私は嬉しいんだぞ、小さい頃に、将来は同じ船の海賊になりたいなって話してたろう｣
｢あれはおれかAが船長じゃねェと意味ねェだろ、それに別に嫌ってワケじゃねェし……｣
ガシガシと不器用に頭をかいて、エースは言葉を続けた。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
