怒られた ページ24
｢っ何すんだお前！！…えと、っあの、｣
｢……マルコ兄さんだよ、エース｣
｢マルコ！！いきなり痛てェだろ！！｣
顔はわかるのに名前は分からないのかエース……というかマルコ兄さんの拳強いな、流石オヤジの右腕。
｢ったく、仲が良いのは結構だが、宴の最中に乱闘するんじゃねェよい。Aも、ようやく話せて嬉しィのは分かるが落ち着け｣
さす、と殴った箇所を撫でてマルコ兄さんが呆れたように言う。確かにエースと会話出来たことで浮かれていたのかもしれない…………気をつけよう。
｢ごめんマルコ兄さん、気をつけるよ……ってうわ、｣
マルコ兄さんを見上げて言うと、エースが私を思い切り引っ張ってマルコ兄さんから引き剥がした。
｢Aに気安く触んじゃねェ！同じ船の仲間になったからってAはお前らのモンじゃねェからな！｣
｢エース……｣
出たでたエースの面倒くさいところが……まぁちょっとだけ可愛いが。エースは自分が心を許した人が他の人に懐くのをあまり好かない。大方、奪われるかもしれないと不安になってしまうのだろうけど……
｢A！だいたいお前もなんだよ"兄さん"って！おれには言ったことねェのに！｣
後ろから私をぎゅうっと抱きしめて離さないエース。マルコ兄さんは目を少しだけ開いて、その後に吹き出した。
｢っくくく、まさか"火拳のエース"がここまで骨抜きとはねい。ウチの末っ子はイイ女だ｣
｢Aはお前らより先におれたちの兄妹だ！お前らのことも嫌いじゃねェけどAの兄貴はおれだぞ｣
そう言われてついついにやけてしまう。エースは心を開いてくれたら途端にこういうところ素直になるから…やっぱり少しだけ恥ずかしいけど、そう言って拗ねるエースは可愛いし、そう思われていることは嬉しい。
駄々をこねる子供のようなエースの腕をきゅっと掴んで、久々のエースとの幸せな時間を満喫した。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
