仕事 ページ13
｢……で、マルコ兄さん。教えることってなんだ？｣
正直昼間の件からマルコ兄さんの部屋に入るのは度胸が必要だったが、当のマルコ兄さん本人は昼間の件など気にも留めていない様子。だから、あれはまた彼にからかわれたのだと、私も気にしないことにした。
｢あァ、書類仕事のことだよい。ここにしばらくいるなら好都合、おれの業務の手伝いをして欲しくてねい｣
そう言ってメガネをかけて座るマルコ兄さん。確かに彼の机の上にはいつも書類の山があった。
｢なるほど、コレか……構わないけど、なんでまた私に？｣
｢お前、こういうの苦手じゃねェだろい。人手はいつでも足りねェし、やれそうなやつには片っ端から教えてんだよい｣
そう言ってマルコ兄さんはフーッと溜め息をつく。書類を見れば始末書や会計に関するものなど、マルコ兄さん1人がやるにしてはなかなか堪えるだろうなということは一目瞭然だった。
｢わかった、私で良ければ力になろう。まずはどうすればいい？｣
｢助かるよい。なら、まずこれを_______｣
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｢ッ……終わったァ……!!｣
マルコ兄さんに教えてもらいながら進めていくこと数時間。やっと全てを片付けた頃にはもう12時を過ぎる時間だった。
｢お疲れ様、助かったよい｣
｢いえいえ……マルコ兄さんいつもこんな量やってるのか……？｣
｢今日のがいつもより多かっただけだよい、無理させて悪かったな｣
カチャ、とメガネを外してケースにしまい、マルコ兄さんは立ち上がった。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
