助かった ページ12
(あーーもうエース馬鹿…！マルコ兄さんも煽るなよ……！！)
出ていこうにも出て行けずにハラハラしながら見ていると、サッチ兄さんがやってきた。
｢おーい、ンなとこで何して……ッあ！！コラテメェ、何してんだ！！｣
サッチ兄さんはエースを視界に入れて全てを察したのか、一触即発の2人を他所にバッと飛び出してエースを覇気付きの拳で殴る。イッテェ！！と叫んだエースを構うことなく引きずり、お前がやらかすとおれがオヤジに責任取らされんだからな！！とぷんぷん怒りながら歩いていった。
｢た、たすか、った……？？｣
｢くくッ、おれと一緒で良かったねい、A｣
｢良くないわァ！！何ケンカしてるんだよ！ああいうエースはすぐキレるんだからな！？｣
煽るだけ煽ったマルコ兄さんは楽しそうにケラケラ笑う。笑い事じゃないんだからな……
｢ハッハッハ、最近また兄弟の話しかしなくなったしねい。ちょっとした嫌がらせだよい｣
呑気に船大工たちを呼ぶか、と言って手を差し出したマルコ兄さん。エースが壊した壁はもはやそこら中にたっくさんある。なんなら船大工たちは私が来た時よりよほど忙しそうにしていて、なんだか申し訳なくなった。
｢エースがウチに入ったら謝らせよ……｣
｢おや、髄分と自信があるねい。策でもあるのかい｣
｢ううん、でもエースはきっとここを気に入るよ。信じてる｣
そう言って歩きながら、私たちもマルコ兄さんの部屋へ行った。
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猫(プロフ) - 最高です！白ひげ海賊団がもっともっと好きになるような小説でした！更新、無理せずしてください、楽しみにしてます！！！！！ (2021年5月9日 10時) (
レス) id: fb41e475e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2021年2月2日 21時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年1月29日 22時
