C級ヒーローの隣人の小学生が強くて気にくわない。

夏休み ページ15

「ああああぁ…暑いいぃぃ………」

Aは今、夏休みに退屈していた。
退屈している理由は、
遊べる友達がいない
クラブがない
エアコンが故障した
宿題が多い
漫画本を友達に盗られた

…である。

「宿題なんてめんどくさいよぉ〜……」

ミンミンミンミンミーン…と、セミの鳴き声がもっと暑さを掻き立てる。エアコンが故障してなければ、今頃涼しい部屋でグータラしてるだろう。窓を全開にして、カーテンを閉めてても暑さは収まる事はない。

「……よし、ハゲのところに行くか！！」

Aは家を出てハゲ…サイタマの家のインターホンを連打する。
出てきたのは…

「はい。…Aさんですか。」

ジェノスだった。

「先生は、買い物に行ってますよ。」

Aが言う前にサイタマ不在の理由を話す。((お前はエスパーか

「そっか。わかった、じゃあね！」

ハゲがいないとわかると、Aはその場を後にしようとした。すると…

「おーっす。Aじゃん。どうした？」

野菜やお肉が入ったスーパーの袋を持って、A達に手を振っているのは…正真正銘のハゲ、サイタマだった。((昔はフッサフサだったらしいが知らん

「げっ…！ハゲ野郎……で、では、ばいなら〜…！」

Aは、そそくさ家へと帰った。

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