C級ヒーローの隣人の小学生が強くて気にくわない。

授業参観(3)※オリキャラ大量発生注意報 ページ12

>サイタマside

「着きました。」
俺とAの担任は演劇クラブ室の前にいる。あ、ジェノスは夕飯作るからって帰ったな。夕飯なんだろうな〜
「皆〜、クラブ活動するよ〜。」
Aの担任は扉を開けて入っていく。俺は、Aの担任の後ろをつくようにして、中に入った。
「はーい。って、ハゲェ？！！！！」
Aの驚きようが凄い。すると、ドミノが倒れるかのように演劇クラブ員が此方を見て、声をあげていた。
「エッ、ハゲ？」
「ｴｰﾊｹﾞｰ?ﾏｼﾞﾜﾛﾀｰ(棒)」
「この世界にハゲはないろ〜」
「うんうん、一生DT。」
「そう言えばさ、確かコイツB級7位のインチキヒーローって噂されてるんだよ〜」
「うわ〜、インチキ(笑)」
と、色々な声が飛び交う。クラブ室は一気にうるさくなった。てか、インチキってなんだ、インチキって。俺はチラリとAの担任を見た。
「静かにー、静かにー！」
と必死に呼び掛けてるが、まったく静かにならない。すると、
「うるさいよー！！さっさと練習しないと！明日ほんばーん！！！」
Aの声がクラブ室に響いた。うるさくしていた人達は一気に静かになって、Aの担任の話を聞いた。
「ありがとうございます、Aさん。」
Aの担任はペコリと深々お辞儀をした、それに答えるかのように、Aもペコリとお辞儀をした。

そして、練習開始だ。うるさかった人も、皆上手だった。しかし、一際輝くのはAだ。ヒロイン役なのもあると思うが、演技が上手い。あんな唐突に泣けるものなのか？泣いたあとの顔も綺麗だし、俺は美しく舞う演劇の皆に魅入っていると、演劇は直ぐに終わった。
「素晴らしいですよ、皆。特に、Aさん、ちゃんと、泣いたあと綺麗な顔になってるじゃないですか！」
隣で見ていたAの担任…雫さんは大きな拍手を送っている。
「いやぁ、あはは……」
Aは照れてるのか頬を掻きながら笑って「ありがとうございます。」と、言った。

それから、時間になるまで演劇の練習は続いた。そして、俺はAを高速で送り届け、家に帰った。6時位だし、作り上がった感じかな。
「ただいま〜」
「あ、お帰りなさい。先生」
今日は焼きそばだ。

オリキャラ
台詞1…霧谷華凛(きりたにかりん)小４
台詞2…霜奈麒麟(しもなきりん)小5
台詞3…霜奈綾(しもなりん)中１
台詞4…霜雫舞(しもしずくまい)中３
台詞5…霜雫魅真(しもしずくみま)高１

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