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「毎度凄いな〜〜」
今度は2組の可愛い女の子に呼び出されて出ていった幸輝が座っていた席に腰掛けるのは楽しそうに目を細める颯斗。
「みんな凄いよね、本命渡せるなんて」
「Aも早くしないと取られるよ？」
「わかってるんだけどね、」
溜息をつきながら廊下に目をやると楽しそうに話している幸輝と2組の天使。あーーーー、お似合いだななんて負け確のセリフを頭に浮かべる。
「何個目？」
「わかんね〜、凄いよね、皆毎年作ってくれて」
「そうだね、私には出来ないなー」
「毎年作ってるくせに？」
「……え？」
いきなりそんな事を言われて固まる。少し口元を緩める幸輝には何もかもお見通しのようで。
「いつになったらチョコくれんの。」
「…今年はあげるつもり」
「ふーん、待ってるからな」
そんなこと言っても告白する勇気なんてない。ましてや私の気持ちを既に知ってるなんて恥ずかしくてたまったもんじゃない。
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いつもの帰り道、隣にいる省エネ野郎、何も変わらない。
いつもと違うのは私の気持ち、それと鞄の中のチョコレート。
「幸輝」
「ん？」
少し前を歩いていた君は振り返るとニコッと笑う。
「……チョコ作った…。」
「ふふ、ありがと。」
「うん、」
「そんだけ？」
「えっ、と……」
幸輝は意地悪に笑うと私を抱きしめた。
「ちょ、！」
「遅いんだよ〜〜」
「え？」
「ずっと待ってた。」
「ずっとって？」
「もうずっと。Aの事大好きだった」
「え、うそ……」
「ほんとだよ」といって優しく笑うと鈍感だなぁなんて言うからうるさいって言ってやった。
私のチョコ待ってるなんてどっちが奥手なんだか……そんなのどうでもいいや、と心の中で笑っておいた。
end .
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りの(プロフ) - りょーさん» りょーさんリクエストありがとうございます〜！！是非書かせて頂きますね！！(^^) (2019年10月30日 20時) (
レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みうさん» 喜んでもらえて何よりです〜！！！ (2019年10月30日 20時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - 初コメです！いつも楽しく読んでます！キュンキュンしまくりですー！良ければなんですが、永玖くんと幼なじみでずっと永玖くんのことが好きだけど、永玖くんは自分の親友のことを好きになっちゃうみたいな切ない系のお話って書けますか？全然ゆっくりで大丈夫です！ (2019年10月30日 3時) (レス) id: d8e54b1848 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ありがとうございます！！！！永玖くん推しなのですごくキュンキュンしましたー！！また永玖くんのお話書いてください(>_<) (2019年10月29日 22時) (レス) id: b5f1530819 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みーなさん» みーなさんリクエストありがとうございます〜〜〜！！是非書かせていただきますね！！ (2019年10月29日 17時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎょ | 作成日時：2019年9月12日 21時
