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そしてカラオケでは隣の席になんとか座れたものの、なんて話しかけていいか分からずに終盤を迎えようとしていた。
「え〜〜哲汰くん歌うまーい！」
「もっと歌ってよ〜〜」
「あ！そうだ、玲歌ってよ〜！！！」
両手に花を抱えた哲汰くんはふにゃっと笑って"玲くん"にマイクを差し出す。
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_______…圧巻だった。
隣の彼の歌声は想像よりも遥かに綺麗で、儚くて……、完全に聞き惚れていた。
「ねー？玲凄いでしょ〜〜！」
「もういいから笑」
お酒が入ってハイになっているたーくんと周りの女の子達ににべた褒めされて照れた様に笑う玲くん。
見れば見るほどかっこいい。
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それから、話しかけられないまま二次会も終わってしまい、トボトボ歩きながら帰路に着いた。
「待って！」
「…え？」
振り返れば立っていたのは紛れもなくさっきの玲くん。
「連絡先聞きたくて…、ダメかな？」
ダメなわけない。むしろ聞きたいです、なんて私にはとても言えなくて「はい」と無愛想な返事を返してしまう。
「ごめんね、急に」
「あ、いえ、大丈夫です」
「俺、Aちゃんに一目惚れしちゃったんだよね」
「……え？」
「いきなり吃驚したよね」
「いや、あの……」
昔から言葉で伝えるのが苦手で、待ってもらってても言いたいことがつっかえて人を困らせてしまっていた。
だけど、目の前の彼は優しく微笑んで首を傾げる。
「私も……かっこいいなって思ってました…」
「ほんと！？」
「はい…！」
すると、玲くんは嬉しそうにニコッと笑い、「じゃあこれからだな〜〜」なんて呟いた。
私が彼の虜になる日はそう遅くないようです。
end .
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りの(プロフ) - りょーさん» りょーさんリクエストありがとうございます〜！！是非書かせて頂きますね！！(^^) (2019年10月30日 20時) (
レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みうさん» 喜んでもらえて何よりです〜！！！ (2019年10月30日 20時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - 初コメです！いつも楽しく読んでます！キュンキュンしまくりですー！良ければなんですが、永玖くんと幼なじみでずっと永玖くんのことが好きだけど、永玖くんは自分の親友のことを好きになっちゃうみたいな切ない系のお話って書けますか？全然ゆっくりで大丈夫です！ (2019年10月30日 3時) (レス) id: d8e54b1848 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ありがとうございます！！！！永玖くん推しなのですごくキュンキュンしましたー！！また永玖くんのお話書いてください(>_<) (2019年10月29日 22時) (レス) id: b5f1530819 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - みーなさん» みーなさんリクエストありがとうございます〜〜〜！！是非書かせていただきますね！！ (2019年10月29日 17時) (レス) id: d1d2f90851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぎょ | 作成日時：2019年9月12日 21時
