ぎこちない共同作業。 ページ22
後ろを振り返るとそこに立ってたのは
リ｢なんでいるの？｣
リクヲさんだった。
｢えっと…りくに頼んで案内してもらったんです。お世話になりすぎても迷惑ですし、ご飯作ろうかなって思って。｣
リ｢へぇ…何作るの？｣
｢迷ってるんですよ…。洋食がいいか、和食がいいか。｣
リ｢…？和食って…なに？｣
あ、やっぱり？なんかお米の封が空いてないからそうかなって思ったけど、やっぱり食べ慣れてないらしい。
｢…食べたことないなら和食作ります。栄養も偏らずに取れるし、美味しいですよ。｣
無難に豆腐とわかめの味噌汁とご飯と野菜炒めでいっか。
お米を開けようとすると
リ｢えぇ！？それ使えんの！？｣
って言い出した。使えるからあるでしょうに…。
｢私が元々住んでた世界では、和食にはこれが欠かせないんです。｣
リ｢へぇ〜…俺も作ってみたい。作らせて。｣
｢でも悪いし…｣
リ｢どうせ暇だから…。｣
とリクヲさんもこっちに来た。
冷蔵庫をよく見ると味噌とか醤油とか日本の調味料あるのに、使われてない。
一応手に入れたけど使い方が分からなかったのかな？
材料はこんなもんでいっか。
｢リクヲさんは…野菜切ってもらっていいですか？適用な大きさで大丈夫なので。人参は千切りが望ましいです。｣
キャベツとにんじんを手渡す。
野菜炒めと言いつつキャベツと人参しか使わないあたり私のズボラさが出てると思う。
リ｢う、うん。わかった…やってみる。｣
…嫌な予感がとっっっってもするのは私だけなのだろうか。やってみるって…やったことないんかい…。
しばらくしてお米を鍋で研いでいると｢いたっ｣
という声が聞こえてきた。
横を見ると指を切ったらしいリクヲさんがあたふたしてる。
私はいつもの癖でリクヲさんの指をとり、
傷口を舐めてしまった。
｢舐めときゃ治る｣がポリシー。
リ｢えっ！？ちょ…なにしてるの！？｣
｢こういう切り傷は舐めておけば治るんですよ。あまりにも慌ててたもので…｣
顔を上げるとそこには顔が真っ赤のリクヲさんがいて。
｢ご、ごめんなさい！嫌でしたか…。｣
と謝ってしまった。怒ってるだろうか。
リ｢い、いや…怒ってないから……ただ…｣
ごにょごにょと喋っていたので
続きは聞けなかった。
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H��O(プロフ) - はんばーぐさん» 作者として何度見ても面白いと思ってもらえることはとても嬉しいものです…。いつもありがとうございます(´∀`) (2018年9月13日 17時) (
レス) id: ec2483dcbe (このIDを非表示/違反報告)
はんばーぐ - やっぱり何回みても神小説ですね。。 (2018年9月13日 16時) (レス) id: aad7888780 (このIDを非表示/違反報告)
H��O(プロフ) - はんばーぐさん» はんばーぐさんにはいつも応援していただいて感謝の気持ちでいっぱいでした！ありがとうございました！他の作品も応援して頂いてとても嬉しいです！頑張りますっ！(・ω・) (2018年9月2日 0時) (レス) id: ec2483dcbe (このIDを非表示/違反報告)
H��O(プロフ) - ナツさん» コメントありがとうございます！喜んでいただけて何よりです(´∀`) 全てのアバリスと自分のために← 書いたのでナツさんも含まれますよ！笑 見ていただいてありがとうございますっ！ (2018年9月2日 0時) (レス) id: ec2483dcbe (このIDを非表示/違反報告)
はんばーぐ - この話は終わったけど他のお話も頑張ってください！いつでも応援します！ (2018年9月2日 0時) (レス) id: aad7888780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H��O | 作成日時：2018年8月10日 20時
