One More Kiss【神谷健太】

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健太 side






健太「ねえA、今日何しよっか」


『お兄ちゃん仕事は？』


健太「あるよ。でも一瞬で終わらせてくる」


『ゆっくりでいいのに笑』




Aの作った朝ごはんを食べながら聞いてみた


何でもしてあげたくなっちゃう
だってかわいいんだもん
ほしいもの全部与えたい



健太「Aがこの家にいるのは今日が最後でしょ？だから何がしたい？」


『んー…お兄ちゃんのしたいことでいいよ！』


健太「俺のしたいこと？」


『うん！お兄ちゃんがやりたいことやろ！」


健太「なんでも？なんでもいい？」


『いいよ！」


健太「...早く帰ってくるね」




本当に？なんでもいいの？
後悔しないって誓える？



神様お願い､今日だけ許して

今日だけお兄ちゃんやめさせて

今日だけはAの前で男でいさせて



急いで帰ってきて、そしたらキスしたいな

それでただいま、おかえりって微笑み合おう


夕飯はAがいいな、なんてキザな台詞は言えないけど
おいしいごはんを食べてお風呂に入る


それからキスしまくる

その先はAに一生恨まれそうだからやめてあげる


ぎゅうって窒息するくらい強く抱きしめて

寝る前にはおやすみのキス



うん、完璧




健太「いってきます！」


『いってらっしゃい』




これで１日頑張れる


帰ったら天使が待ってる

癒しが訪れる

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