愛され過ぎてます…続〜Final2〜

臣side ページ38

航とAの会話が聞こえて､
入れなくなってしまった…､


《大阪って…､パパやママとの思い出が多すぎて､
中々行く勇気が出んのよな…汗》

《なんでやねん！》

《え？》

《他の思い出はないんか？》

《ふふっ笑､あるで！
航に色々連れてってもろたしな！笑
原付きの後ろに無理矢理乗せられてさぁー！
あれ､めっちゃ怖かったんやで!!汗》

《ははっ笑､
後ろであんなうるさいんお前だけやて！》

《飛ばし過ぎやねん!!
あれから､バイク怖いんやからな!!》

《ははっ笑､今度乗せたるわ！
原付きやないから安心しぃ！笑》

《あほ!!イヤやわ!!死にたくないもん！》



隆「A､大阪がやっぱり恋しくなるんだね…」

臣「あぁ､あんな関西弁も久々に聞いたし…」



Aはパパが亡くなってから､大阪に行きたいとは言わなくなったからなぁ…



《今度実家帰る時､大阪来るか？》


臣「……､」


《え？》

《来るなら､色々連れてったるから！
ツラい思い出だけや無くなるやろ？》

《…………ｯｯもう！なにゆーてんのよ！》



臣「……やべーな､先越されたわ､」
隆「臣…､」



《でも…航､ありがとう！》

《え？》

《またいつか…一緒に行けるといいな？笑
あの…2人の思い出の場所に！》

《あぁ笑､無くなってんかなぁー笑》

《ははっ､どうやろなぁー､
無くなってたら､ショックやなぁー､》

《今度帰ったら､確認しといたるわ！笑》

《うん!!笑》





航とAにしか分かんねぇ話に…､

俺の心が真っ黒に染まっていった…､





これ以上聞きたくねぇし…楽屋へ戻った…､



隆「臣!!」



隆二の声にも答えられねぇぐらいだった…､




楽屋に入り､



岩「臣さん…？」


イヤフォンを付け…､
大音量で音楽を鳴らし…､
顔を伏せた…､



マジで情けねぇ…､



俺だって､地元の友達と話せば…､
あんな感じなのに…､

Aの事になると…､

こんなにも余裕が無くなる…､




あぁー!!!!

イライラする!!

くっそーｯｯ!!




〜隆二side〜


楽屋に入れば…､
臣はイヤフォンして､顔を伏せたままで…､

ありえねぇぐらいのオーラを放ってる…､



健「隆二､臣ちゃんどうしたんや？」

隆「実は…､」



聞こえてないのが分かってるから…､
メンバーにさっきの事を話した…､



岩「嫉妬…すか？」

隆「だろうな…汗
2人の場所ってのが､効いたんじゃね？汗」

岩「あぁ汗」
N「それは気になんね汗」



さぁー､どうすっかなぁ…汗

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