愛されたい…19

臣side ページ43

Aが
辛そうな顔をしてるから…､

優しく声を掛けたら､また泣き出して…､


謝ってきた…､そして…､



『うちの為にｯｯ…結婚式を挙げてくれるのはｯｯ､
ほんまに嬉しいｯｯ…』

臣「うん､」

『けどｯｯ……その為にｯｯ…おみが無理してｯｯ…､
身体ｯｯ…壊してまでｯｯ…ならイヤやｯｯ…､』


と泣きながら､俺に訴えた…､


臣「A…､」


そこまで言わせてしまった自分が…､
スゲー情けなくなった…､

だから､Aになんて声を掛けてやったらいいのか分かんなくなって…Aの涙を拭く事しか出来なかった…､


すると…壱馬が代わりに話してくれた…､


Aは泣きながら､壱馬の話を聞いてる…､


壱「だから､ほんまに休み欲しい時は…ある程度のスケジュールをこなさんと､休み貰えへんねん！
せやから､臣さんはマジで凄いと思た！笑」

臣「フｯ笑」

壱「臣さん？汗」

臣「壱馬､ありがとうな！笑」

壱「ほんまに思たんで！
誰かの為に､あんなハードなスケジュールをこなせる臣さんがマジでカッコよくて､めっちゃ尊敬しますもん！」

臣「ははっ笑､ありがとう笑」

壱「はい笑､
だからさぁー､A？」

『……､』

壱「結婚式せん方がいいとかゆーたらあかんで？ Aの為に頑張ってたのに､そんな事ゆわれたら､俺でもショック受けるで？汗」

『………ごめんｯｯ､………おみｯｯ､』



Aはせっかく止まってた涙をまた流した…､



臣「俺もごめんな？A､」

『えｯｯ､』

臣「自分の事で精一杯で､Aが心配してくれてる事も気付いてなかった…汗
けど…やっぱり見たいじゃん！
お前のウエディングドレス姿をさ！」

『おみｯｯ…､』

臣「絶対に綺麗だと思うだろ？壱馬！笑」

壱「はい笑､スゲー楽しみですもん！」

臣「ほらな！俺だけじゃねぇんだよ？
みんな､お前のウエディングドレス姿を1番楽しみにしてんの！だから､お前の為ってのが1番だけど､みんなの為にも､俺が頑張らなきゃダメだったんだよ！分かってくれるか？」

『うんｯｯ…､分かるｯｯ…､』

臣「明後日､最っ高の式にしような！笑」

『うんｯｯ､おみぃｯｯ……ありがとｯｯ､』

臣「あぁ笑」



解熱剤だけ出してもらって壱馬を送り､家に帰り…､熱があるせいで､身体はダルいし…､
ベッドで横になった…､
Aは俺の手を握ってくれてる…､


それだけで安心する…､

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