愛されたい…１４ (ページ40)

今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:114,087 hit

40 ページ40

おみと席に座って､
耳元で会話してても､
周りから見たら店の女の子とお客様にしか見えてへんはず…笑

だって､うちの旦那が三代目の登坂広臣やなんて
誰も知らへんから！

おみはおみで､俳優してるだけあって､
ちゃんと演じてくれてる…､

すると､隣からお客様が声を掛けて来たから､
おみが嫌がるのは分かるから､おみの手をギュッと握って､満面の笑みで振り向いた…笑

おみもギュッと握ってきた…笑

『どうかされましたか？笑』

客「もしかして､Aか？笑」

『覚えててくれやったんですね？笑』

客「綺麗になり過ぎて､一瞬分からなかったけどね！」

『ほんまに？笑』

客「あぁ笑､戻って来たのか？」

『たまーに､ママにお願いされた時だけですよ？』

客「そっか！それを知ってれば､お前を指名したのに！」
ル「なにそれー！ルリは？」
客「Aには勝てないって笑」

『またまたぁ！相変わらず口が上手いんですね！笑､お世辞でも嬉しい！ね？笑』
臣「いや､お世辞でもねぇーじゃん？笑」

客「分かる？笑」

臣「分かりますよ！笑」

『もう！そんな褒めても何にもないで？笑』

客「いっつもそれ！笑」
ル「Aちゃんの何処がいいの？笑」
客「Aさん！やろ？笑」

『いいやん！うちの方が年下なんやから！笑』

客「マジでか!?」

『そうやで？笑､ルリさんの方が上になんで､
そこはちゃんとね？』

ル「そうだね！」

タメ口で話してきた…､
それがあかんねん…､
しかもお酒なくなってるし…､

『ルリさん？お客様のグラスなくなってますよ？』

ル「ほんとじゃん！」
女「すみません汗」
ル「ちゃんと見ててよね！」

ありえへん…､

『ちょっと待ってて？笑』
臣「あぁ笑」

うちは隣の席のヘルプ席に座り､

『貸して？笑』

女「いや､Aさんにヘルプなんて汗」

『いいやん！久々に作らせてもらっていい？笑』

とお客様に聞いた…笑

客「大歓迎だわ！
お前が作るお酒が1番美味いから！笑」

『ほら､ずーっと作ってたもんね笑』

客「お前らAを見習えよ！」
ル「え？」
客「自分がNO.1とか関係なしに､ちゃんと作るし､ヘルプは1人しか付けねぇで､自分でしてたからなぁー！笑」
ル「うそだー笑､そんなの無理じゃん！」
客「それが出来るんだよ！な？笑」

『それは､うちを指名してて頂いててるんで､感謝を込めてうちが勝手にしてただけ！笑』

ルリちゃんの顔が強ばった…､