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おみから、
逃げた…、

うちはほんまにズルい…、


てか、なんで…、

いつも重なるんよ…ッッ、


うちが不安に思た時に、必ず何かが起きる…、


家に帰ろうとしたけど…、


『すみません?海岸の方へお願い出来ます?』

運「分かりました!」


昨日おみときた場所…


『ここでいいです!』

運「暗いから気を付けて下さいね!」

『はい笑、ありがとうございます!』


お金を払って、タクシーを降りた…、
昼間の海とは全然違う…、

真っ暗で吸い込まれそうで、少し怖くなる…、


靴を脱いで、近くまで下りた…、


『綺麗……ッッ、』


真っ暗の海を満月が照らしてて…、
月明かりがほんまに綺麗…、

写メを撮りたくて、携帯の電源を入れた…、


すると通知がありえへんぐらい来た…汗


だから写メを撮って、すぐに電源を切った…、

今はどうしても1人で居たい…ッッ、



ー俺が誰にも壊ささねぇから!!

ーずーっと一緒に居てやる!!
ずーっと傍に居て、守ってやるから!!

ーお前も絶対俺から離れんなよ!!




『ってゆーてくれたクセにッッ……、』



服が汚れようがどうでもいい…、

砂浜に横になって、
満月と星をずーっと見てた…、

涙は相変わらず、流れたままで……、



『キラキラして、綺麗ッッ……、
キラキラしたものは、全部嫌いやったのに…、』



うちの心とは反対に、
満月と星は、真っ暗な海を照らし続ける…、

うちは、真っ暗な海…、



『いいね……照らしてくれる月が居てッッ、』



おみッッ…、
心配してるやろうな…ッッ、


もしかしたら、
隆二くんもたかちゃんもッッ…、


たかちゃんにまた怒られるだろうな…汗
HIROさんにも…汗



でも……、
1人で夜に海に居るのは、何年ぶりやろ…、


懐かしい感じがするんよなぁ…、


いつ来たっけなぁ…、




思い出した!!


『ママが亡くなった日…、』


こーやって、ずーっと泣きじゃくってた…、
誰も居ない…、
真っ暗の海を見ながら…、
大声で泣いてた…、


だから…、
おみと来た時も、懐かしく感じたんや…、



脚だけ水に浸かりに行った…、




『冷たッッ……ッッ、』


顔を上げて、海を見れば…、
ほんまにこのまま吸い込まれそう…、


?「Aか?」


『え?』


振り向いたら…、壱馬くんとまこっちゃんが居た…、


『なんで?』

壱「お前こそ、1人で何してんねん!汗」
慎「Aさん?汗」

『誰にもゆわんといて!!お願い!!』


今は知られたくないねん…ッッ、

壱馬side→



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作者名:Ri | 作成日時:2018年8月22日 4時

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