愛されたい…１３

隆二side ページ20

臣が
手を離した時､
Aの目には
既に涙が溜まりかけてて､
臣が出て行こうと背中を向けた瞬間に､


『ぉみｯｯ……､』


とAは呼んだ…､

Aは多分､臣に傍に居て欲しいんだろう…､
でも自分より子供達を優先しなきゃいけないから､
スゲー我慢してんのが分かった…､


臣「ん？」

『ｯｯ…………気を､付けてね？』

臣「あぁ笑､ほんとちゃんと寝とけよ！笑」

『ぅん』


Aが返事をしたら､臣は出てった…､
その瞬間､Aは涙を流した…､

俺はAの頭を撫でて微笑んだ…笑


隆「A？臣､すぐ迎えに来てくれるから！笑」

『ぅんｯ…､』

隆「ほんとは甘えたいし､寂しいよね…笑
熱があると､人って弱くなるよな…笑」

『ｯｯ………ぅん』

隆「臣が来るまで､少し寝な？笑」


と言ってAの涙を拭いた…笑


「ぅん…その前にｯ…ﾊｧお願いしてぃぃ？」

隆「ん？」

『手…握っててｯ…ほしいｯ』

隆「いいよ笑」


Aが布団から手を出したから､
俺はその手を握った…､

Aは少し微笑み､


『ありがとｯｯ…』


と言って静かに目を閉じた…､
目を閉じれば､すぐに眠った…､


Aの寝顔を見て思い出した…､



隆「前にもこんな事あったなぁ…笑」



臣が撮られた時…､

でも前と今とは違う…､

ちゃんとAを妹みたいな存在に変わってるんだと分かったから…､


ほんとはずーっとAと2人になるのを､
自分自身が避けてきた…､
また気持ちが戻りそうで怖かったから…､

でも今2人になって､
もう大丈夫だって確信出来た…笑


ちゃんと諦められてて､
ちゃんと前に進めてるんだって…､

Aの寝顔を見ても､
ただただ､可愛いと思うだけ…笑


ほんと好きになったのが､
Aでよかった…笑



隆「A………ありがとね？笑」



と寝てるAに向かって呟いた…笑



Aにとってのヒーローで…､
1番の理解者で…､
1番のお兄ちゃんで居るからね？笑


寝てるAの頭を起こさないように撫でた…笑


『……………みｯ…､』

隆「だから臣じゃねぇって笑」


ほんと可愛い奴…笑
前の俺なら嫉妬でたまらなかっただろうな…笑


優「ママー!!」


優愛が走って来た笑


隆「優愛､しぃー!!」


優愛に向かって､人差し指を口に立てた…笑


優「ねんね？」

隆「うん笑､ママ寝んねしてるしここは病院だから静かにね！笑」

優「わかった笑」


臣と愛叶も入って来た…笑


隆「おかえり笑」

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