愛されたい…１１ (ページ12)

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おみがお昼から
仕事やから､
今日はお義母さんに
愛叶と優愛を預かってもらって､病院へ行った…

おみと診察室入った…

おみが先生に全部説明してくれた…､

先生がペンと紙をくれた…

先「少しも出ないかな？」

ーはい

先「何かショックを受ける事とかストレスを感じる事ってありました？」

また涙が溢れてきて､泣きながら書いた…､

ー父親が亡くなった

と…､

『ｯｯ………､』

臣「A､大丈夫…､」

おみが頭を撫でてくれた…､

先「そっか…それは辛かったね…､」

『ｯｯ……ｯｯ汗』

先「ショックが大きすぎて､一時的な物だと思うから､焦らない事が1番だからね！
カウセリングと発声練習をやれば戻るから！」

ーほんま？

先「心因性の失声症になるから､
それを受ければ治るから！」

臣「時間かかるんですか？」

先「個人差だね」

臣「分かりました､」

先生の肩を叩いて､紙を見せた…､

ー3歳の子にはどうしたら伝わりますか？

先「3歳かぁー､お子さんはその子だけ？」

臣「上に8歳の子が居ます､」

先「じゃあ､ひらがなで書いて､お兄ちゃんに伝えてもらったら？旦那さんが居る時は旦那さんでいいし！」

首を縦に振った…､

それから､
しばらくカウセリングに通う事になった…､

臣「一緒に行くだろ？隆二も居るし！笑」

首を縦に振った…､
LDHに行くまでに､おみにメモ帳買ってもらって､
向かった…､

ボイトレ室に入ったら､隆二くんとたかちゃんとHIROさんも居た…､
顔を見た瞬間に涙が溢れて､HIROさんに抱きついた…､

H「頑張ったな笑」

首を縦に何回も何回も振った…､

H「Aには俺が居るから､もっと頼ってくれていい！実の父親だぞ？笑」

『ｺｸｺｸ』

H「かなりショックだよな…､
どうやって亡くなってたか見たんだろ？」

『ｺｸｺｸ』

H「それは辛かったな…､
A？
辛いし､嫌だと思うけど全部教えてくれない？」
T「Aの力になる為だから！
取り乱しそうになったら､臣がちゃんと落ち着かせてくれるし！な？」

臣「はい笑､隆二も居るから！」
隆「うん笑」

『ｺｸ』

紙に書き始めた…､

あの光景を思い出すと､胸が苦しくなって…､
涙が止まらへん…､

『ｯｯ…………ｸﾞｽｯ………………ｯｯ､』

書いた紙をHIROさんに渡した…､

H「………マジ？汗」
T「ハッキリ見た？汗」

『ｺｸｯｯ………ｯｯ!!』

声が出ない悔しさと､
あの光景が頭から離れなくて､頭を抱えた…､