天女じゃなくて悪魔なんだけど早く魔界に帰りたいその3 (ページ3)

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3人目ページ3

休憩が終わり森を歩くこと数十分、ようやく地図に書いてある印のところまで着いた。

まぁ、ものすごいトゲトゲの草の中に天女埋めてあるんだよね。

邪魔くさいなぁー、全部燃やそうかな。←

「ここに3人目の天女様が…」
『んじゃ、サクッと終わらせちゃおうか』

ズボッと勢いよく草の中に手を入れたら土井が何してるんですか！？ってめちゃくちゃ慌てていた、そんなに慌てるほどでもないと思うんだけど…。

『大丈夫大丈夫、こんなの蚊に刺されたようなもんだよ』

つまり効かないって事ね、魔界の植物の方がもっと危険だったし。←

あ、でも服が棘で傷だらけになる…まぁいいか、後で着替えればいい。

この辺りかな？魔術で魔法陣を描くとそこから緑色の水晶玉が浮かび上がってきた。

『これでようやく3つ目…半分か』

これなら案外早く魔界へ帰れるんじゃない！？←

帰ったら私の隠し食料庫にある魂食べちゃお、うへへ…( ˶´﹃`˵ )←

「ロベリアさん、何考えているか分かりませんけどまたヨダレが…」
『あぁ、魔界へ帰った時の贅沢を考えていたんだ』

ハンカチで口元を拭いながら忍術学園がある方向に歩いていく。

「魂とはそんなに美味なものなんですか？」
『特にクズの魂は極上だよ』

人間の味覚に例えるなら旨味をぎゅぎゅーっと、詰め込んだ肉汁たっぷりのハンバーグのようなものかな？

『他のものも食べれるけど満腹にはならないからね』
「それなら今度練り物w『寝言は寝てから言え童顔』酷いｯ！！」

満腹にならないからって私に苦手な物を押し付けるんじゃねぇ！！！！

この後も練り物を減らして欲しいとか食べて欲しいとかお願いされたけど私は断固として首を縦に降らなかったしなんなら学園に帰ってきてからおばちゃんに密告した。←