検索窓
今日:12 hit、昨日:11 hit、合計:5,042 hit

海を航る人狼 48 ページ7

ドフィ「ちょっと待て。【バグレン事件】の時にお前の従弟が天竜人に殺されたのか?」

バグス「嗚呼、そうだ。只、シグはその壁を乗り越えたみたいだけどね。今まで一緒に居てくれた親と同然である者が目の前で殺される…トラウマにならない筈がない。

もう良いだろう?こんな話…私は好きじゃない」

バグスはもうこれ以上は話したくないという様子だ。
それもそうだろう。
過去を誰かに話したからと言って【バグレン事件】はそう簡単に解決する話ではないのだ。

天からの罰…ではないことをバグスは思う。
が、やはり……

ドフィ「………まぁ、今度じっくり聞くとするか」

しょうがなしと言わんばかりにドフラミンゴはバグスの部屋から出ていった。

そして、部屋にただ一人残されたバグスは考える。

バグス「何故、私の国が狙われたのか……。あの時、何の異変もなかった筈……」



* 〜過去〜 *
(【バグレン事件】が起こる数日前)

王宮の中______

バグス「フゼル、シグが何処に行ったか知らないかい?」

バグスはシグを探していた。
どうやらさっきまで一緒だったらしいが、いつの間にか見失ってしまったらしい。

フゼル「またですカ?皇子ナラ俺の兄の所に居ますヨ」

バグス「フゼル。私は今までに君の家族に会った事がなかった筈だけど?」

フゼル「スミマセン。紹介してマセンでしたよネ……俺の兄はハイネスといいマス。もう少しすれば恐らく……」


ハイネス「フーゼルッ!此処に居たのカッ!!」


急に後ろからハイネスが飛び付く。

フゼル「に、兄様!!何処に行ってたンですカ!?」

側にはシグがちゃんと居た。

海を航る人狼 49→←海を航る人狼 47



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:樂士 辿 | 作成日時:2016年3月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。