海を航る人狼 46 ページ5
『……何でそう思う？』
フゼルの言う事を少し信用しない。
それは自分との考え方が一致しないからだ。
自分で確かめなければ、本当に目の前のものやその情報がその通りか分からないからだ。
ﾌｾﾞﾙ「もしかしたらノ可能性デス。出会ってナイかもしれマセンし、もし出会ってるナラ彼ト同行してる可能性が最も高いでショウ？」
フゼルはバグス王がドフラミンゴと一緒に居ると予測した。
何故なら、王は自由奔放。
その場に止(とど)まっている筈がないのだ。止まってるとすれば誰かの何かの行いが許せない時だ。
『確かにな。でも俺は彼奴に父さんが出会ってない事に賭けるぞ。あんな奴、出会ったら厄介だ』
ﾌｾﾞﾙ「そういうものデしょうカ？」
今のフゼルにはドフラミンゴが厄介だと認識しづらかった。フゼルは彼に遭遇していない。
故に彼がどういう事をしている者なのか等の情報を知らないのだ。
ﾄｩﾌｪｷ「奴は闇に手を染めている可能性がある」
ﾊｲﾏ「それってトゥフェキの直感だよね？」
ﾄｩﾌｪｷ「そうだな。でも、そうとしか言い様がないんじゃないのか？」
そう言われ、シグは何処かを向き、
無事で居てくれ、父さん。
一方、バグスはドフラミンゴに連れられ尋問を受けていた。
ﾄﾞﾌｨ「いい加減言ったらどうだ？」
しかしバグスは未だにこの尋問に対して一言も発していなかった。
ﾊﾞｸﾞｽ「…………何故其処まで息子を欲する？」
その質問に当然だと言うように、
ﾄﾞﾌｨ「彼奴の能力は水。簡単に言えば全ての能力者の敵。この俺に対してもだ。そんな奴を俺がほっとく訳がねェだろ」
ﾊﾞｸﾞｽ「能力目的か。あの実は元々私がシグに与えたものなんだけどね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：樂士 辿 | 作成日時：2016年3月30日 17時
