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Aside
「わかってるよねぇ。逃げればどうなるか……」
男は目の前にそれを掲げる。
さっきも見せられたそれは多分起爆スイッチ。
「逃げないよ。あんたがさっき言ったんじゃない。あたしは自らココに来たって。その通りだよ。だから逃げるわけがない」
ココを出ていく時はきちんとカタをつけてからだ。
「へぇ……やっと喋った。奴らの声を聞いて元気でも出た？ハッ！！奴らにココは見つけられないよ。奴らが必死で君を探してる間に、君の背には僕のものだという証が刻まれるんだ」
「…………」
「アーッハッハッハッハッ！！」
狂ったような笑い声が建物に響き渡る。
「喩え証が刻まれても、あたしの心はあたしのものだ。あんたのものには絶対にならない」
それに怯むことなく男の目を見て言う。
気づいてしまったから。
あの人達が居てくれる限り、あたしの心はあの人達のSWORDの皆の元にある。
「っっ！！いつまでそんな強気でいられるんでしょうねぇ！！」
ジャラッ！！
「ぐっ！？」
首の鎖をおもいっきり引かれ、床に倒される。
「おいおい、傷つけんなよ」
「フンッ！！ストーブを用意させます。彫れるようになったら呼んでください」
「っっ」
背中を撫でられる。
「刻まれ、泣き叫ぶところをじっくり見たいですからね」
変態がっ。
「了解ー」
足音荒く男が出ていく。
それに少しだけホッとしていると
「なぁ」
彫り師？の人が話しかけてきた。
あたしはなんとか体を起こし、その人と向き合う。
よく見れば若い人だった。
ジェシーさんと同じくらいだろうか？
ボサボサの頭と無精髭で一見、凄くおじさんに見えるけど。
「……」
「あんた、ジェシーのなんなんだ？」
彫り師さんから出たのはジェシーさんの名。
「え？」
「アイツが……いつも飄々としてるアイツがあんな切羽詰まった声をだすなんて」
そう言われる。
この人、ジェシーさんを知ってるんだ。
しかしどう答えればいいんだろう？
ジェシーさんの何？と聞かれても……あたしが聞きたいくらいで……。
むーん……と悩んでいたら、晒されたままの背中に毛布が掛けられた。
暖かい……。
「お嬢ちゃん？」
「なんなんでしょう？あたしにもよくわかりません」
素直に言う。
「何やら最近、話したりするようになりまして……」
それがどうしてかは本当にわからないのだ。
「……お嬢ちゃん、両親は？」
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千(プロフ) - めっこさんこちらこそ楽しみに待ってますのでよろしくお願いいたします。遅くに大変失礼しました。コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。 (2020年2月24日 0時) (
レス) id: f66918ad6e (このIDを非表示/違反報告)
めっこ(プロフ) - 千様！ありがとう、本当にありがとうございます！読んで頂けるの嬉しい！お待たせするときもありますが、自分のペースで書かせて頂きますね。よろしくお願いします！ (2020年2月23日 23時) (レス) id: ee0d4ae05a (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - めっこさん本当に読んでいて続き凄く楽しみでいます。スランプに陥ってしまう時ありますが無理せずに自分のペースで書いて下さいね。いつでも大丈夫ですので待ってます。焦らずゆっくり続き書いて下さい。色々と失礼しました。 (2020年2月23日 23時) (レス) id: f66918ad6e (このIDを非表示/違反報告)
めっこ(プロフ) - １,kokko様！コメントありがとうございます！スランプだったりと書けない時もありますが、頑張ります！こちらこそこれからもどうかよろしくお願いします！ (2020年2月23日 23時) (レス) id: ee0d4ae05a (このIDを非表示/違反報告)
1,kokko(プロフ) - めっこさん、いつも読んでいます。毎回続きが楽しみです。コメント書くのは初めてですが、これからも楽しみにしています。今からワクワクです！これからも無理の無いようよろしくお願いします。 (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49248ed8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めっこ | 作成日時：2020年1月10日 15時
